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2021/4/26 “数字”を活かして考えよう

【“数字”を活かして考えよう】

リベラルアーツを小学校教育に導入している西洋や北欧では、自分とは一体どのような人間かという、「自分軸」について考え続けるのは当たり前のこと。

日本では自己紹介を苦手とする人が多く、「自己紹介セミナー」は大盛況。学校で学んだことがないので、社会に出てから「自分とは何者なのか」を知る必要に迫られて、学ばざるを得ないんですね。


そんな「自分軸」と同時に抜いてはいけないものが、「最新の世界観」を知ることです。


私たちは日々大量の情報にさらされています。どのくらい大量かというと、たとえば1年間でインターネットに上がる情報量が、1800エクサバイト(2015年時点)だと言われています。

地球上にある全ての砂つぶの数が1800エクサバイトだと言われており、それと同じ数のデータ量が毎年インターネットに上がっているのです。

当然、最新の情報量の全てを把握することは不可能です。ですが、この数字から現代の情報スピードの速さを捉えることはできます。


インフラやツールが普及するスピードの速さを比較すると、それぞれの利用者が5000万人に達するまでに、「電話」は50年かかり、「テレビ」は22年、「インターネット」は7年、「YouTube」は4年、「Twitter」は2年……と、スピード感がどんどん増していることがわかります。


ちなみに、「ポケモンGO」は利用者5000万人に達するまで、どのくらいかかったと思いますか?

……答えは、19日。

さて、これらの普及スピードはなぜ上がったと推察できるでしょう。

一つは、ネットやスマホの普及といったインフラ革命があったこと。では、もう一つは?

リベラルアーツ的な観点から歴史を振り返ると、500年前に資本主義が台頭し、200年前に産業革命が起こり、世界中がネットでつながったのは20年前のこと。

それに伴い、世界の人口は、500年前に5億人、200年前に10億人、20年前に75億人を突破し、現在も増加し続けています。
人口が増えれば、インフラやツールの利用者も当然、増加します。

経営学には欠かせない「母数」という観点ですが、実は物事を考える際に抜けてしまうことが多いんです。コンサルティングにおいても、従業員5人未満の企業と、10人以上、300人以上、1000人以上の企業とでは、同じ問題でも捉え方や解決方法は異なります。

「何かうまくいかない」と感じた時、自身の戦略を臨機応変に変えるのはもちろん、不変的な“数字”を見直してみることも、状況を捉え直すことにつながります。


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