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ユニバーサルデザインの視点からのまちづくり

3/11に、「ドイツ旅行の思い出」という記事を書きました


イラストレーターの500mlさんのイラストを見て

あ、これは、ローデンブルグで見た聖ヤコブの像に違いないと思って

急にドイツ旅行のことを思い出しました

そのことを少し書きましたら

500mlさんが、ユニバーサルデザインに興味を持たれて、

コメントをくださいました

それで、今日は、そのことについてお伝えします。


ドイツへ行った時の記事に、写真を載せていましたが、こんなものです

https://ameblo.jp/1000kurashi/entry-11671003742.html


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この標識を見たら、言葉が添えられていなくても

どこにいけば良いか、何があるかを知ることができます。


その頃の旅行メモを見つけました

ドイツの街の作り方はどんなふうにしているのかな?

都市計画のようなこと
ケルン聖堂の近くは、大きくて高いけど、昔風のビルディング。
少し走ると、近代的なビルのところもある。
高さの規制などがあるのだろうか?
東京や大阪のような超高層ビル街はまだ見ていない。

標識は高速道路はブルー、市街地は黄色に、場所は白となっていた。
全体的に統一されている。わかりやすいと思う。

文字は読めないのだけど、デザインで、機能を表現している。
トイレットペーパーの幅は日本より狭いかな。​

こんなことが書いてありました

私は、ユニバーサルデザインを、少し限定的に考えていましたが

調べてみたら、平成16年に大阪の行政の職員たちが視察した研修報告書がヒットしました


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この報告書のp93から摂南大学工学部教授の田中直人さんが講演したことが掲載されていました

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最初にバリアフリーの概念から、ユニバーサルデザインへと変わってきた経過が述べられ、ユニバーサルデザインはアメリカのロン・メイスさんが提議された「年齢や身体能力にかかわらず、できるだけ多くの人が美しいと感じ、かつ容易に使えるような物、あるいは建築物をデザインする」という概念だそうです。

そこから広がって、

 ○一人一人が当事者として主体的かつ自主的に関われるような社会を目指す

○ 次に、誰もが暮らしやすい町を目指す

使いやすい空間、サービス、暮らし方、働き方、ハード・ソフトの両面にわたる暮らしやすさの追求が大きな柱になると述べられていました。

そして、それが、グローバル化ではなくて、地域に広がっていき、地域の文化や、地域独自のものを掘り起こしていくことも、ユニバーサル社会の一つのイメージだと語られていました。


狭い意味でのユニバーサルデザインのイメージから、そうではなくて、暮らし全体に関わるデザインなのだということがわかりました

聖ヤコブの像からのつながりで、思いがけずに

ユニバーサルデザインについて、学ぶことができて、よかったです〜

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聖ヤコブの像の写真は、Nancyのブログからお借りしました

noteの街では、コメントをいただいて、それにお答えしたいという気持ちで、次の記事につながるということがあり

そんな緩やかな繋がりがとてもうれしいことですね

いつも素敵なイラストを使わせてくださって

どうもありがとうございます

500mlさんに、感謝を込めて!



それではまた!




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