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大切だよと、伝える


頭の中は森だらけだけれど、私にだって大切な人はいる。
数えた事はないけれど。そんなに多くはないけれど。

ある人のことを文章にしたくなった。
とっても大切な人。

SNSはしていない人だから、連絡手段はメールだけ。
離れた場所に住んでいるから、なかなか会えない。
とっても優しくて暖かくて、わたあめみたいにふわっと甘くて、でも少しスパイシーで。
お喋りしてもしなくても、くっついていてもいなくても、近くにいると分かれば、この地球のどこかにいると分かれば、私も安心して少し優しくなれる。そんな人。

とてもとても大切な人で、疲れている時なんて、考えただけで涙が出てきちゃう。

だからと言って、定期的に会うでも、しょっちゅう連絡し合うでもなく、「もうダメだ。今、弱ってる。そうだ、会いたいな」ってなったら連絡する人。

「大切だからいつも一緒にいたい」ではない。
「大切だから、とっておきの時に会いたくなる」人。

大切な木や岩や場所があちこちにあるのだけれど、ちょっと似ているかもしれない。
そんな貴重な存在。

メールが届いたんです。
愛しているよ。幸せな気持ちにさせてくれて、ありがとうって。
優しいなー。気持ちいいなー。


悲しくて辛いことを見ようとすれば、いくらでもある。
今日だって、亡くなられた方の生きてきた時間とその後も傷つける様な投稿をいくつも見た。 

1つだけため息ついて、どう在りたいかを再確認して、前向いて行こーっと。
愚直に本質を生きたいから。

冬の始まりの頃に会うことになりました。
森のこと、植物のこと、手仕事のこと、あとは発酵のこと、話したいこと聞きたいことがいっぱいだ。
でも、きっと。会ったらにっこり笑って、笑い合って、いつもみたいに色々と理解し合って満足するんだろうな。
そして、お互いの存在が確認できるくらいの距離感で、安心して満たされて本とか読んじゃうんだと思います。

大切だよって伝えます。
あなたのおかげで、優しさを思い出しているって感謝します。
たまには、言葉でね。
森に伝えているみたいに、素直にね。


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