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森のお手当て実験① はじまり。

新たな土地での実験が始まりました。

この土地での実験内容+経過+結果をnoteに残していきたいと思います。

私たちのお手当ては、基本的に新たな資材を購入して使用する事はほぼありません。矢印を変えたり、集まってきたものを使わせてもらっています。この辺りのお話はまた今度まとめますね。

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「場所」って、放っておくとどうなると思いますか?

草原でも畑でも、そこが向かう先は森。

風や鳥が種を運び、アスファルトの隙間からも芽が出る。下草が生えると、時を待っていた木々が芽を出し始める。土壌、草木類、低木、中木、亜高木、高木、森を構成するみんなが森を目指して動き出す。花が咲けば虫が集まり、虫を目指して鳥が来て、そうしてお客さんが増えれば運ばれる種も増え、森を構成する多様性が増す。

でも、私たちの周りは森だらけじゃない。

私たちの周りは森になる前に、草を抜かれ除草剤を撒かれ、私たちが暮らしやすい様にしているから。森にならないんじゃなくて、なれないのかな。

今回の実験地は、そんな場所。

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下草も生えない。裸の大地。何とかいてくれる植物は、エラーだらけ。何を植えても根付かない土地。

さて、ここで何が起きたのでしょうか?

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木を切りました。

除草剤を撒きました。(あれです、あの強いやつ)

落ち葉がなくなり、土壌のネットワークはぷつぷつ千切れ、土は雨風で流れました。

カチカチの土が残ってくれたけれど、裸になった土に居ついてくれる植物は少ない。

もぉーーーー 人間めーー!めっ!


という事で。始まりました。

お手当てです。

まずはですね、ご挨拶。勝手な事はできません。観察を繰り返し、信頼関係を作り、どうなりたいか、私たちに何ができるか。植物だけじゃなく、土壌だけじゃなく、丸ごとみんなとプランを作る。

続きまして。何が食べたいか聞きます。

あ、あれね。あぺたいざーですか。あの食前酒的な。

この土地の症状としまして、栄養失調、貧血と便秘とガンとなかなか色々ありまして。とにかくご飯と腸内細菌を入れないといけなくて。雑に一気に入れてはいけません。ゆっくり丁寧にね。吸収できるように。吐いちゃったらかわいそうだからね。

まずは矢印をカスタムした鉄液とアミノ酸とマグネシウムと微生物などなどを撒きました。あぺたいザーッって。

1ヶ月後、わずかではありますがカチカチの土が土っぽくなっていました。皮膚温、柔らかさ、反応は良い感じ。

無残に残っていた切り株の分解も始まっていました。ワクワク。虫も来てくれた。しめしめ。

次はね、土作り。土って何から出来ているでしょうか?

小石?虫?落葉?微生物?木?動物?ミミズのふん?

もし良かったら考えてみてください。私たちの歩く大地、見えないところで何が起きているのかな。何が土となっているのか。

今日はこの辺で。みんなの喜ぶ土となりますよーに!

いただいたサポートは森のお手当てに使わせて頂きまーす