変化と安定

今は、特に変化の時ですね。
数年前から「明治維新と同じかそれ以上の変化の時が来る」なんて言われていたけど、本当にそうなりそうです。

人の価値観なんて、簡単に変わります。
柔軟に対応することができるから、今まで人類は生き残れたわけで、
当たり前のことなのかもしれません。

変化の時は「安定」を求めたくなるのが人間なのかもしれませんが、
全てのものは、常に変化するようにできています。

「昨日と同じ今日」を求めて、変化を望まない。
でもそれは、「死ななくて済む可能性が高い」だけであって、

心からの「喜び」や「幸せ」とは関係ないかもしれない。
存在する「苦しみ」は昨日と同じ今日も続くことになるかもしれない。


不安や恐怖を感じながら生きるか、
変化を楽しみ、これから来る可能性いっぱいの未来に期待をして生きるか。

どちらも同じ、「現実ではない＝幻」なのだから、
選ぶことができる。


もう一つ、
ヨーガでは「たった１つだけ」「変化しない永遠のものがある」
と考える。

それは、日本語に訳すのが難しいのだが、
「自分の本質」「魂のようなもの」と呼ぶとわかりやすかもしれない。

ヨーギーは、この「たった１つの永遠のもの」を追いかけている。

ヨーガの知識が数千年、色褪せず、その価値が全く変わらないのは、
その「たった１つの普遍のもの」を扱っているからだ。

ヨーガを実践していく限り、「変化」は恐れの対象ではない。

むしろ、率先して自分の変容を促し、前進していくことで、
本当の「安定」に近づいていく。

日々のプラクティスが、外側の変化にとらわれない強く柔軟な心を養う。

揺れ動く世界、揺れ動く心を見つめ、楽しみ、

「昨日」でも「今日」でも「未来」でもなく、
永遠である「今」に存在し、楽しむことができる。