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会計学を学ぶ

餃子屋高級フレンチ、どちらが儲かるのでしょうか?
結論から言うと、「どちらとも言えない」です。「餃子屋!」と思った方は、何故そう思ったのでしょうか。実は、その理由を考えることが、会計学を学ぶことに繋がるのです。

資格取得がきっかけ

私は、簿記3級、日商ビジネス会計検定3級を取得しています。会計については、資格勉強からある程度の知識はあると自負していました。自分の会社の財務諸表を見て、この数字は何を示しているのかをざっくり読み解く力はあります。しかし、実務経験はありません。実学の部分を学ばないと実践では通用しないので、本書のような本を探していました。

だまし絵

本書では、新米社長と師匠の2人の会話から、実践に近いストーリーが展開されます。このストーリーを読んでいるだけで結構勉強になります。

ストーリーの初期段階で、財務諸表や決算書類は「だまし絵」であり、「隠し絵」であると、師匠から新米社長へ教えられています。通常、財務諸表などは、会社の真実の姿を数字という、わかりやすいものにしていると考えがちです。しかし、会計には作り手の主観が入ります。粉飾決算などが起こってしまうのも、主観が入りすぎた結果です。

本書に書かれている実際の例から、財務諸表などを鵜呑みにしてはいけないと学びました。会計上の数字だけを頼りに判断するのではなく、実際の現場に足を運び、責任者や作業者などから現場の声を聞くことが大切なのです。

会計学を学ぶ意味

会計学を学ぶにつれて、自分の会社や取引先の状況に興味が湧いてきます。さらに、会社で働くことにおいて、知っておくべき知識だなとも思いました。自分の今の会社の状況を人から聞いていても、本当はそれが真実かどうかはわかりません。だからといって、財務諸表や決算書だけで判断するのもよくないのです。どちらも大切。そのためにも、会計における知識を学ぶことは大変意味があると思います。

まとめ

この本を読んで、知らない単語がたくさん出てきます。もちろん、丁寧な解説も書いてあります。しかし、深い理解には繋がりません。あくまで基礎的な部分のみ抽出しているからです。例えば、「損益分岐点」などの単語については、まだよくわかっていない状態です。資格試験の勉強だけだと基礎知識が偏る傾向にあることがよくわかりました。まずは不足している知識を勉強していこうと思います。

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