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妄想

「この先どうなるのだろう」とふと考えてしまうことないですか?それ、全て妄想(もうそう)です。

妄想とは

妄想とは、共有されない誤った確信のこと。根拠が薄弱であるにもかかわらず、 1)確信が異常に強固であるということ 2)経験、検証、説得によって訂正不能であるということ 3)内容が非現実的であるということ の3つが特徴とされている。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

妄想の習慣

要は、あれこれ考えている状態です。【反応しない練習】を読むまで、妄想についてネットで調べたり、誰かに話したりすることはなく、普通に日常にある、当たり前の習慣でした。

そもそも、妄想することは『変なこと』だと思っていたのです。通勤中・入浴中・食事中・運転中・寝る前と一日中どこでも、どれだけの時間でも妄想することができました。妄想することは、自分のような変な人がやってしまうことだと思っていたので、人と共有なんて出来ません。

妄想=煩悩

“人間が最も得意で、大好きで、ほぼ1日中絶え間なく繰り広げるナンバーワンの煩悩です。”

この文章を読んだとき、恥ずかしさと驚きで思わず笑ってしまった。本を読んで笑った経験は、これが初めてです。

この文から2つの驚きがあります。1)主語が人間であること 2)妄想が煩悩であること です。

まず、一部の変な人だけがやってしまうと思っていたら、『人間』が主語でした。つまり、大勢の人が妄想をやっているのです。そんなこと知らなかった。みんな一緒なんだ。嬉しさと、恥ずかしさとが混ざって、ニヤニヤしてしまいます。

次に、妄想が煩悩(ぼんのう)であるということです。

煩悩とは

煩悩(ぼんのう)とは、仏教の教義の一つで、身心を乱し悩ませ智慧を妨げる心の働き(汚れ)を言う。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

要するに、自分の心を迷わせることです。これまでの人生で、妄想が煩悩という発想は全くなかった。「煩悩である」とはっきり言われると、なんだか人生に必要ではないのかなとも思えてきます。

妄想とは

“頭の中で繰り広げる判断はそれだけなら、ただの妄想ですから、真実とは言えません。現実に役立っていないなら、有益でもありません。”

確かに、その通りです。妄想って自分の頭で考えているだけで、実現することがほとんどないです。そんなことわかっているのに、考えてしまって、悩んで、不安になったりします。ポジティブな妄想ならまだしも、ネガティブな妄想は人生に悪影響です。

そこで、本書の解決策をご紹介したいと思います。実践して3週間ですが、効果大です。妄想している時間が減って、『いま、ここ』に集中できる時間が増えました。

妄想リセット1 -言葉で確認法-

妄想する→妄想はよくない→妄想をやめよう
という思考になりそうですが、それでは妄想を止めることは出来ません。なぜなら、勝手に妄想って始まるからです。妄想している最中にふと我に返ること多くないですか?

妄想することを止めようとするのではなく、『妄想している』ことに気付いてあげることから始めるのです。妄想が思い浮かんだときは、『あっ妄想しているな』とまず口に出して、妄想している自分を確認します。『妄想している』自分に、『妄想している』と言葉で確認してあげて、客観的に理解するのです。これだけで意外と簡単に、妄想から抜け出すことができます。

実践し始めは、妄想がひとしきり全部終わってから、妄想に気付き、『妄想している』ではなく、『妄想していた』となってしまいます。しかし、段々と妄想途中で、『妄想している』と口に出せるようになってきます。

妄想リセット2 -感覚法-

しかし、それだけでは妄想から抜け出せない場合が多々あります。長年の習慣から、『妄想している』と理解しても、まださらに妄想が続いていくことが起こります。その場合は、感覚や視覚を使って妄想から抜け出す方法を行います。

『妄想している状態』と『妄想以外の状態』とを区別をします。
目を閉じて、目の前の暗がりに、何かを想像します。(朝ご飯やテレビでみた内容など)そして、目を開け、見えているものを確認します。(部屋の中や、外の景色など)目に見えている景色が現実の世界で、先程まで考えていたものは妄想です。現実の世界、自分の感覚に意識を集中させることで、妄想から抜けることが出来るようになります。

まとめ

このように、すぐに実行できて、即効性のある考え方・行動を学ぶことができる【反応しない練習】は、かなりオススメです。ユーチューバーのマコなり社長が必読書と推薦していました。この先どうなるのだろうという漠然とした悩みを抱えている方は、ぜひこの本を読んでみてください。

ありがとうございました。


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