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パッケージには、商品を唯一無二の"作品"にする力がある(和歌山・エムアファブリー様への取材から)

札幌の紙箱メーカー・モリタ株式会社です。

当社では札幌や北海道のみならず、道外にもたくさんのクライアント様がいらっしゃいます。その中の一社が、和歌山県新宮市で地元特産の「熊野の木の香り」を使ったチョコレートを製造されている、エムアファブリー様です。

モリタ株式会社で、こちらの商品のパッケージデザイン・制作を担当させていただきました。

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今回は、名古屋在住のモリタ株式会社サポーター・ハセガワさんによるエムアファブリー様の取材記事をお届けします。(ハセガワさんは、大手住設機器メーカーに勤務される傍ら、プロボノ活動として当社の箱づくりをPRする仕事に関わっていただいています。)

現在募集中の「箱プランナー」のお仕事の様子も、垣間見ることが出来ます。


モリタ株式会社のサポーターになり、約半年。

モリタの商品を採用している企業様について知りたいと思っていたところ、チョコレートの箱として採用いただいている、和歌山県新宮市の株式会社エムアファブリー様を取材させていただくことになりました。

エムアファブリー様は、リラクゼーションサロンの運営とアロマ製品の開発販売を行っている会社。代表取締役の竹原 真奈美さん、取締役の堀 由起さんにお話を伺いました。

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(エムアファブリー代表取締役の竹原 真奈美さん、取締役の堀 由起さん)

お客様をケアする際、お客様自身が好きなことをしてイキイキと過ごし、その後の日常がスムーズになることを願っていつもケアしている、という代表の竹原さん。

お店を始めた当初はアロマオイルは作っていなかったのですが、使用するアロマオイルが本当に天然のものか不明であったため、生まれ育った地域の香りでオイルを作ってみることにされたそうです。

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熊野には、スギやクロモジなど、本当にいろいろな種類の木があります。

堀さん曰く、スギは日本全国どこにでも生息しているものの、熊野のスギは熊野にしかなく、別の土地にもっていくと全く違う香りになってしまうのだそう。

その理由は、自分では動けない木が生きていくためには虫や微生物の力が必要で、来て欲しい虫をおびき寄せるためにその虫が好む香りを発し、寄り付かないでほしい虫にはその虫が嫌がる臭いを発するからなのだとか。

熊野で生きていくために、発する香りがある。だから、エムアファブリー様は熊野の木にしかない香りにこだわるのですね。

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天然香料のチョコレート「4896」誕生

ある時、オイルを作る過程で研究者の方が言われた「このオイルは天然のものだから、食べ物にも使えるんですよ」とのひとことから、アロマオイルを香料に使用したオリジナル菓子をつくることにされたそうです。

お菓子を作ろう、ということにはなったものの、何にするべきかいろいろと悩んだ竹原さんと堀さん。

そこで出てきた案が、「チョコレート」でした。熊野のスギとクロモジの葉から蒸留したオイルを使い、香りづけしています。

製作の過程で、天然のオイルであるがゆえにカカオの香りに負けてしまうのでは?という心配もあったそうですが、出来上がったチョコレートを口に含むとスッキリとした味わいのなかに、ちゃんと熊野のスギの香りが感じられる仕上がりになっていたそうです。

チョコレートが苦手な方にも「このチョコレートは特別!」と言わしめた自信作。使用したスギの品種「芝原」の「シバ=48」とクロモジの「クロ=96」から「4896」いう製品名となりました。

「4896」チョコレートの箱

以前に別の商品の箱をモリタに依頼した際、担当者の対応に誠実さを感じ、「4896」のパッケージを依頼するならモリタしかない、と思ってくださっていたそうです。

札幌からモリタの担当者とデザイナーの寺田侑司さんを迎え入れ、「4896」のイメージを伝え、思いを共有。出来上がってきた試作品を見たときに「そう!こんなイメージ!」と、思い描いていた世界観ぴったりの箱が出来上がっていました。

竹原さんの希望通りの、エッジの効いた四角い箱。

「4896」は、良いものをいろいろ見てきた大人が好むような、ゆっくりお酒を飲みながら味うようなチョコレート…そんなイメージだったそうです。深みのあるネイビーの表面紙にホログラムの刻印が高級感を引き立て、想定通り大人のカッコよさがしっかりと表現されていました。

年末ギリギリにパッケージが出来上がり、取引先のホテルに納品したところ、「4896」を受け取った取引先の担当者さんが感動のあまり、その場にしゃがみこんでしまったそうです。

モリタ株式会社にご依頼いただいたことで、「4896」が唯一無二の"作品"になった瞬間です。

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今回の取材で、代表の竹原さんが何度か話されていた『日常を良くする』という言葉が心に残りました。

私たちの人生は一日一日の積み重ね。

心躍るパッケージに入ったチョコレートを食べながら「美味しい!」と思えることや、「食べ終わったあと、この素敵な箱は何に使おう?」と思いを巡らせることができる平和な日常こそが、ワクワクする人生に繋がっていく。

そんなことを、大袈裟ではなく深く深く感じました。

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札幌の紙箱メーカー・モリタ株式会社では、"人をよろこばせる箱"をゼロからこの世に生み出す「箱プランナー」を募集しています!

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