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【1分記事】デザイン思考とDDI

デザイン思考について調べたが、
「デザインドリブンイノベーションとの違いってなに?」
ってなった方にご覧いただきたい記事です。

戦略デザイナーの森田です。
中小企業のデザイン経営について執筆した論文(2021)を、
分かりやすい言葉で、誰でも理解できる内容にまとめ直しています。
森田昌希プロフィールついてはこちら


●デザインドリブンイノベーション

枯れた技術に意味を付与する意味の価値、つまり“ゲームを楽しむ”から“運動する”価値転換(バリュートランスフォーメーション)により新しい市場を創造したイノベーションである

『デザインドリブンイノベーション(以下DDI)』(ベルガンティ,2016)
デザインドリブンイノベーション

起点を同じユーザーとしているが、
ユーザーでもYou(2人称)かPeople(3人称)かで少し異なると言われています。

●デザイン思考とデザインドリブンイノベーションの違い

森永泰史氏は自著でデザイン思考とDDIとアート思考の起点と得意領域について整理している(『デザイン、アート、イノベーション』同文館出版,2021)。

「DDIは3人称のPeopleに注目した取り組みであり社会的に既に共有された意味を革新することで新しい価値を生む(中略)マクロな意味に注意が向く」

(森永,『デザイン、アート、イノベーション』,2021,p.157.)

デザイン思考との違いを、簡単な言葉に置き換えると、

①2人称か3人称か

②マクロかミクロか

となります。

しかし、という違いはあるものの重要なことは、
デザイン思考もDDIも、経営戦略の上流にあることがイノベーション視点からも捉えることができるということです。


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