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BOOK REVIEW vol.096 目覚めて生きていく

今回のブックレビューは、奥平亜美衣さんの『目覚めて生きていく』(ナチュラルスピリット)です!

著者は、作家・翻訳家・実業家の奥平亜美衣さん。「本当の自分とは、何なのか?」、「世界とは、人生とは何なのか?」ー ずっと知りたいと思っていたこと、心の奥底で疑問に思っていたことについて詳しく書かれていました。

生まれる前、私はどこにいたの?
死んだらどうなるの?
この世界の仕組みはどうなってるの?
自分って何なの?
何のために生きてるの?
あなたはすべてを思い出す!

『目覚めて生きていく』裏表紙より引用

本文は二部構成となっており、般若心経の言葉「色即是空 空即是色しきそくぜくう くうそくぜしき」から、第一部では、「くう(実体のないもの)」を、第二部では「しき(物質や現象)」をテーマに書かれています。「空」では、「すべては空」であることを主軸に、量子力学や世界の次元構造、輪廻転生の仕組み、神や愛、そして目覚めについて解説されており、「色」では、今私たちの目の前に広がっている仮想現実の世界や、人生ゲームの仕組み、ゲームの攻略法やステージの進め方等が具体的に綴られています。

特に、第二章はずっと知りたかったことが具体的に書かれているので、あっという間に読み終えてしまいました。 内容は、“人生の設定やシナリオ”、“そのシナリオを知る方法”、“流れに乗る方法”など、個人的に関心のあることばかり。本文に書かれている「方法」で人生ゲームを進めていけば、自分だけの「答え」を見つけられると思うとわくわくしてきます。ただ、その「方法」というのが、私にとっては苦手意識のあることの一つで…(先月に参加した屋久島リトリートでいただいた課題とほぼ同じだった😇)。つい、「本当にやっていいのかな」、「周りの人はどう思うかな」、「お金かかるけど大丈夫かな」と悩み始めて、なかなか一歩を踏み出すことができないので、まずはその課題をクリアしていくことが必要だな、と思いました。

そして、「間違えたくない」、「失敗したくない」、「正解はどれ?」と、何か一つ行動を起こすのにも慎重になってしまう私は、ようやく行動に移せたとしても、「本当にこれで良かったんだろうか」とよく悩んでしまうのですが(苦笑)その辺りについても、亜美衣さんがはっきりと道を示してくださっているので、ものすごく気持ちが楽になりました。 “結果にとらわれすぎていたこと”、“悩みを増殖させていたのは自分だったこと”にようやく気づけたので、これからはもっと軽やかに前に進んでいけそうです。

『目覚めて生きていく』を読み終えた今、「空」と「色」を通して、この世界の真実に触れることができたような気がします。「目覚め」と、「目覚めた上でどのように生きていくか」について書かれたご本に、このタイミングで出会えて良かった。あらゆるものから解放されて、自由に、楽しみながら「わたし」のシナリオを生きていきたいと思わせてもらえた一冊です。

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