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BOOK REVIEW vol.062 世界のビジネスエリートが身につける教養としての占い

今回のブックレビューは、占い師/西洋占術実践研究家/キャリアコンサルタント・早矢(はや)さんの『世界のビジネスエリートが身につける教養としての占い』(クロスメディア・パブリッシング)です!今回も星読み係yujiさんの“life change book”の中から選ばせていただきました^^

『世界のビジネスエリートたちは、なぜ占いに行くのか?』というテーマを通して、「占いとは何か?」「占いの活かし方とは?」といった本質的な部分を、とても丁寧に解説されている一冊です。

著者の早矢さんは、2万2000人超の鑑定歴をもつ人気占い師さん。占い師の仕事をしながら、国家資格の「キャリアコンサルタント」を取得され、占い師としての鑑定に加えて、キャリアコンサルタントの知識や視点を活かしたアドバイスも人気だそうです。文章からも、早矢さんの誠実なお人柄が伝わってきました^^

占いを「当たるも八卦、当たらぬも八卦」として捉えるのではなく、「ビジネスや生活にどのように取り入れ、活用していくのか?」、「成功している人はなぜ占いに行くのか?」…その方法や理由について、具体的な例を挙げて分析されています。とくに印象的だったのは、武田信玄、徳川家康、松下幸之助やビル・ゲイツといった歴史に名を残すレジェンドたちが、「占い」とどのように関わっていたのかという箇所です。それぞれが影響を受けていた占術は異なりますが、占いを戦術や影武者の選抜、会社の設計などに活かし、敵方の運気や弱点を見定めるのに利用していたという史実は、とても興味深かったです。

また、「西洋占星術でどんなことがわかるのか?」という項目では、スティーブ・ジョブズのホロスコープを具体的に読み解かれており、あらためて「ホロスコープからわかる情報量の多さ」に驚いたのと同時に、人気占い師さんの読み解き方も知ることができ、星読みの筋肉を鍛えている身としてはとても勉強になりました。(そしてとても面白かった…!)

世の中に数多く存在する占術は、「命術」「卜術ぼくじゅつ」「相術そうじゅつ」「その他」と4種類にわけられ、占い方も考え方も千差万別。どの占術を選ぶのかは人それぞれです。私は幼い頃から占いに興味があり、これまでタロット占い、手相占い、西洋占星術、スピリチュアルリーディング、etc.と、回数は多くないものの、さまざまな鑑定を受けてきました。そしてどの占術から導き出される結果も、「今の自分に必要なアドバイス」として心に留めてきました。こちらの書籍の帯にも『占いとは「予言」ではなく「助言」』と書かれていますが、占いの結果は、転ばぬ先の杖であり、判断材料の一つ。これからも「気持ちが前向きになるツール」として、楽しみながら、占いとうまく付き合っていきたいと思います。

著者の早矢さんは、ご自身で『占いの「トリセツ」』と書かれていますが、まさに取扱説明書や教科書のような内容でした。占い好きな人はもちろんですが、占い否定派の方が読むと、占いに対するイメージが変わるのでは…?と思います。学びが多く、知見を深めることができる一冊です。

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