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その7~家事や育児からでも仕事につながる自分の強みが見つかる~

連日の投稿になります。
実は今夏休み中で、インプットの機会が多く、HBRを読むことが多いので、また記事を書いてみました。

ところで、夏休みのような、普段の生活から離れられる機会があると、自分のキャリアやこれまでとこれからの人生について思いを巡らせることもあるんじゃないかと思います。

その中で、「自分の強みって何だろう?」と考えることもありますよね。

強みを活かして働きたいけど、何が強みなのだろう、と考え、悩んでしまうなんていうことも。
ストレングス・ファインダーやMBTIのような診断テストを行う方もいるでしょう。
それでもしっくりこない、という方もいるかもしれないですね。

日々仕事に家事に忙しくしていると考える暇もない!
という方も、普段から意識をすることで、もしくはこれから意識してみることで強みが見えてくるかもしれません。

「うーん、なかなか強みってわからないなぁ」
という方は是非とも一度読んでみてください。

この記事の要約です。

①普段の生活から離れると強みを見つけやすい
自分の強みについて考えるときに、仕事以外の場面、例えば家庭での行動が、仕事での強みに関連する場合がある。

②強みを認識するための方法
強みを見つけるには、他者からのフィードバック、新しい状況への適応、自分のバイアスへの気づきが重要である。

③家庭での行動が強みを示すことも
家庭での役割や行動が、仕事における強みと結びついていることが多い。家庭でのスキルを見直すことが、強みを発見する手助けになる。



今回紹介する論文はコチラ↓
自分の弱みにとらわれず、強みを見つけて伸ばす方法
最高のスキルを仕事に活かすために

です。
弱みではなく、強みを見つけるというのはなかなか難しいことではありますが、それを手助けしてくれる記事になっています。

論文の要約

多くの人が自分の弱みにばかり注意を向け、自分の強みに気づかない理由を解説しています。
弱点に注目しがちなのは、社会や教育によって「是正」に価値を置かれるためであり、また心理的なネガティビティバイアスの影響もあります。
さらに、自分が得意なことを軽視する傾向もあり、持って生まれた強みに気づきにくいのです。

持って生まれた強みを見つけるには、他者からのフィードバックを求め、新しい状況に自分を置き、自分のバイアスに気づくことが重要です。

自分の強みに集中し、それを活用することで、より充実した人生が送れると筆者は強調しています。

https://dhbr.diamond.jp/articles/-/10694より抜粋して改編

またここには、強みには2種類あると書かれています。

一般的な強みはコンピテンシー(成果に直結する能力)であり、外的動機付けにより獲得されることが多い。たとえば、仕事のために習得しなければならないスキル(スプレッドシートを使った作業など)や、日常生活に必要なスキル(赤ちゃんのおむつがえなど)がそれにあたる。

 一方、持って生まれた強みは、内発的なモチベーションに起因する。本能的で、その人特有のもので、それを実行すると元気が出る。簡単にできるから、本能だとさえ思えるかもしれない。たとえば、どのようなプロジェクトを担当する時も、決まって最初に取りかかる部分や、特に楽しい作業には、おそらくあなたが生まれながらにして得意とするスキルが必要とされている。

https://dhbr.diamond.jp/articles/-/10694より引用

要は、一般的に強みと認識しやすいのは外から求められて獲得したスキルであり、持って生まれた強みは本能にも似たものであり認識しにくい、ということですね。

「持って生まれた強み」を見つけるには、
・他者からのフィードバック
・新しい状況に身を置く
・自分のバイアスを意識する
ということが必要です。

家庭に置き換えて考えると…

意外と家庭での自分を考えてみると、仕事における強みが見えてくることもあるかもしれません。
それが先ほど書いた、持って生まれた強みを見つけるための「新しい状況に身を置く」ということにもなるかと。

仕事のスキルと家庭のスキルをバラバラに考えてしまうと、あまり見えてこないかもしれないですが、案外家庭で行っていることや家庭での振る舞いが、自身の強みを認識させてくれるかもしれません。

僕自身の話になるのですが、僕の強みは、
「わかりにくいことをわかりやすく言語化すること」
だと思っています。

それを認識したキッカケは、子供から聞かれた「これ(子供用のアスレチック遊具)ってどうやって登るの?」
という質問に対して回答したときに、スラスラと言葉が浮かんで、実際に子供がその通りに登ってうまくできたことがありました。

それを妻が聞いて、見ていて
「よくそんな説明ができるね」
と感心してくれていたのですが、このときに自分が普段意識していなかった強みを意識することができました。

実は仕事の場面でもそういった説明は多用していたりするのですが、それも自身の強みからくるものだったのかも。

「新しい状況に身を置く」
ということは、普段の仕事から離れた場面で発揮される技能、のことを指すのだと思いますので、それを意識する場面は家庭でも良いのではないかと思います。

普段から家族に対してどう接しているか、家事や育児をどのようにコントロールして回しているか、など家庭でやっていることを仕事に転用してみる、というのも強みを見つける1つの手段になるかもしれません。

まとめ

自分の強み、というのはなかなか認識しづらいものですし、逆にうまくできないことに焦点を当てやすい、という人間の特徴を理解した上で、普段の仕事以外の場面(家庭や、副業、新しい仕事など)での自身の行動に着目してみると、強みが見えてくると思います!

また、人から「ありがとう」とよく言われること、は強みである
という話もよく聞きます。
そういった過去の体験を掘り起こしてみるのも面白いかもしれないですね。

もし興味があれば、普段から自身の強みを探す意識をしてみてくださいね。

それでは本日はこの辺で。

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