人生、転職、やり直しゲーム　第１章

【パトカーで一度ダンプを停めた路肩まで戻り、
ダンプを運転してきてここで死体の処分を自分でする】

俺は、ダンプを停めた路肩までパトカーで戻り、
死体と家具を積んだダンプに乗り換えて、
産廃最終処分場に戻ってきた。

やはり、誰もいない。

俺は、ゴミを埋めるダンプがバックする足場から、
ごみの埋め立て処分をする穴を覗き込んだ。
プレスされた鉄やら、チップになったプラスチックなんかで
穴の底にゴミの山がいくつも出来ていた。
山から離れた所に足場があり、
捨てられたごみを平らに均すためのユンボが1台放置されていた。
結構深いなぁ、
地上から穴の底の山まで５０メートルくらいあるかなぁ？
ユンボをクレーンで下して巨大な穴を掘ったのかな。
結構な技術だ。
モグリにしておくには惜しい業者だな。

俺は、穴の捨て場の足場でダンプバックして、
荷台を上げて、
滑り台のように穴にゴミを捨てる作業を一人でしなくてはならない。
「オーラーイ」とかやってくれる人間がいないと分かりにくいなぁ。

俺は、シートベルトをはずし、
窓からダンプの後ろを確認しつつ、
ダンプをゆっくりバックさせたが、
足場からタイヤが脱輪したようで、
がくん、と車体が下がったかと思うと、
俺の乗ったダンプは、
後ろから穴の奥深くに落ちた。
一瞬の出来事だった。

落ちた時の衝撃でダンプはぐっちゃり潰れ、
俺は車内で体を激しく打ち首の骨を折って死んだ。

BADEND　転落死

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