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大人の余裕はいらない。

Ride and seekさんに注文していたハンドルが届いた。
2006年式のフュージョンにロングスクリーンを付けると、ハンドルをフルに切った時にスクリーンに当たるらしい。実際に純正ロングスクリーンを付けてみたけど、右のマスターシリンダーがあたる。それを回避する、絞ってちょっとショートにするありがたいフュージョン専用ハンドルです。

ノーマルよりだいぶショート



さて。

さくっと交換しようとハンドルポストを眺める。
すると、普段見ない光景が。。。

ナンデスカ??
ネジ山がない。。。

シールかと思って触ってみたけどそうでもない。
どうやって外すんだ???

ネットでググる。
「フュージョンX ハンドル ネジ山ない」

ネジをナメた情報がわーーーーーーっ、と並ぶ。
いやいや、それではない。しかしなんとググっていいのか。。
ネットの大海原が広すぎて見つけきれない。

約30分かかって、見つけました。
コレ、キャップになってるんだそう。
ホンダってだいたいこうなの?

精密マイナスドライバーで横をこじったらあっさりとれました。

うーーーん、ホンダさん。親切。
初めて知ったよ。

しかしこれでようやく整備に入れます。
さくっと交換しますよ。

左スイッチボックスのネジを緩めて取り外し。
エアツールでグリップを外す。バイクのハンドルはもう何度も交換してきているので楽勝です。

次は右ボックスのネジを緩めて・・・・

ぜんぜん緩まない。むーーーー、さすが17年モノ。
どノーマルなままのフュージョンです。スイッチボックスなんて一度も外されたことがないのでしょう。ここは根気だな。潤滑オイルをネジに流し込もう。
しかし、ネジはボックスの下側。ネジに吹きつけても重力というものがある。中にオイルは入ってくれない。更にドライバーを回すにも力が入らない。
むーーーー。

しばらく考えて、ハンドルを一旦逆さまに取り付ける方法を思いつきました。

なんだかみっともない整備の仕方だなぁ。

まあ、仕方ない。
オイルを吹きつけて10分ほど待機。コーヒーをおとして飲む。
大人の余裕を見せたい。誰もいないけど。

10分経った。
落ち着きはらい、ハンマーでドライバーを叩く。
ネジを渾身の力で回す。

ぜんっぜん回らない。

しかし動じない。
また大人の余裕を見せつけつつ、オイルを吹いて10分待つ。

回らない。

そうして。
大人の余裕を1時間超見せつけました。
コーヒーでお腹はたぷんたぷんです。


むーーーー。。。

これ以上コーヒーは飲めない!

もう1台の愛車、ジェンマ125に跨がり、整備の聖地アストロへ向かいました。

ラスペネとインパクトドライバーを購入。

もうね。
1分で外れました。

必要なのは文明。
大人の余裕じゃなかった。


しかしこれでハンドル交換できる!
外した逆順でスロットルグリップを新しいハンドルに差し込み、スイッチボックスをかみ合わせる。

ん??
かみ合わせられない。5mmほど隙間が浮く。閉じられない。
ナンダコレ??

裏側を覗いてみるとスイッチボックスがクルクル回らないように内側に金属のポッチが出てる。ということは。。。
ノーマルハンドルを見るとポッチを差し込む穴が。
そして、Ride and seekさんのハンドルには穴がない。

えーーーーーっ!
メンドクサッッ!!

写真のハンドルはノーマル。いっぱいいっぱいで開けた穴の写真はない。

ドリルを引っ張り出して、5mmの穴開けましたよ。
ピンポイントで穴を位置決めするのに一苦労でした。。。

ホンダさん、親切過ぎ。
Ride and seekさん。500円高くていいからハンドルに穴開けてほしい。

たかだかハンドル交換に半日もかかってしまいました。


ミラーもついでに初期型純正に交換。

すっかり日が落ちた夕方のコンビニ散歩。
気温もぐっと下がってセブンイレブンのコーヒーが染みた。

お腹たぷんたぷんですけど。

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