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『迷子』第二新卒で転職した話*第2弾*

 こんばんは。4月は年に一度街が温かい色に包まれる季節ですね。今年はなかなかゆっくりと眺められるお花見ができませんが、柔らかいもも色は優しい気持ちにさせてくれます。皆さんはどんなものを見た時、春を感じますか?

さて、今回は第一弾に続いて【20代の人生の歩み方のヒントになる内容】の中から「第二新卒で転職した話」についてお伝えしていきます。自身の経験をもとに転職活動中に起きた『(前編)あれ、私何したいんやったけ?迷子編』についてお話ししていきたいと思います。次回の記事では(後編)自分を知り、双方が求め合う出会い編』についてお話しします。

今回この2つのテーマに絞った理由は、キャリアアドバイザー時代にお会いしたお客様からよく頂く相談だったから。「とにかく前の会社を辞めたいと思って勇気を出して辞めたまでは良いものの、何から手をつけたらいいのかわからない・・・。よし!まず求人を見てみよう。←これ!これなんです。
婚活に例えると、自分がどんな状態だと居心地がいいか言語化できていないまま、とりあえずマッチングアプリで写真や条件がいい人を探し続ける。実際に会ってみるけど、何故かしっくりこない。(完全に余談ですが転職活動と人との出会いってなんか似てますよね。自分を理解して自信があるときは良い人に恵まれることが多い気がします。)

今回の記事は、就職活動中だったり転職活動中の方、なんとなく今の仕事にもやもやと感じている方に少しでも参考になればと思って経験を書いていきます。

『あれ、私何したいんやったけ?迷子編』

~初めての転職エージェント利用~
当時私が利用したのはリクルートキャリア(旧リクルートエージェント)の転職相談でした。もともと低い自己肯定感が瀕死状態まで弱っていた当時、自分の人生は諦めたくないけど、何したらいいのか、そもそも何がしたのか分からない。もう失敗したくない。
気持ちばかりが焦っていた中で面談に臨みました。この時の私はまだまだ考える時の矢印が自分の外に向いていました。一般的にいう、一緒に働くひとや労働時間といった環境さえ置き換えればストレスフリーだと思ってました。

(↑これ、キャリアアドバイザー時代の体験談においても、求職者さんが結構陥る転職繰り返しちゃうループの入り口のひとつでもあります。)

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初回面談で希望していたこと=「環境の良い会社」の紹介

転職活動開始

未経験事務職(9-17時、家から近い)
↓(いい求人あるやん!)
幸い、書類は8割通過
↓(事務職未経験やけど書類も通過したし想いを伝えれば何とかなるやろう)
1次面接
↓(あれ?質問自体はそんな小難しい専門的なこと聞かれないぞ、よし!)
敗退
理由はすごくシンプルでした。
・事務経験の方がいらっしゃったから
・もう少し社会人経験がある人を採用することにしたよ
中でも一番刺さった言葉は、
・なんでうちじゃなきゃいけないのかがいまいち腑に落ちなかった
・あなたを採用して(会社のお金を投資してまで教育する)メリットが感じられなかった。

言い換えると、
私:「よく知らないけど、あなたお金持ってていいお家持ってるから好き!」
企業君:「僕、君と付き合っても幸せな将来がイメージできない。」
と、もうまさに”あんたとちゃうわ”と告白を断られた感じでした。

ビンタされる人


※この面接官のおかげで、ハッキリと目が覚めました。沢山候補者がいる中で、わざわざちゃんとフィードバックをくださったことは本当に感謝です。

(あと、HSPの気質もあってか、プラスのフィードバックよりもあかんところに着目しがちでした。ただ、転職活動といった人生の節目においては違和感に気づくことができ、気質が役に立ったのかもしれません。)

前職を辞めた時は、”ここは自分の居場所じゃない”、ちゃんと自分の気持ちに向き合い、どうなっていきたいのか考えていました。

この記事にもあるように、

”目指しているもの(vision)がそれなりに近い人達と働きたい。プロセスまでもが価値となるプロフェッショナルの仕事がしたい。そしてなにより、もっと個人の持ち味をリスペクトしあえる組織で成長したい。優しさを活かせる生き方を実現したい。”

原点に立ち戻りもう一度『自分を知り、双方が求め合う出会い』を目指して選択しようと決断をした瞬間でした。

30代になった今となって思うことは、当時の転職活動を思い起こすと苦い思い出も沢山あった反面、”あの時、経験しといて良かった”という気持ちは大きいです。めちゃくちゃショックな時って、実は自分が一番突かれたら痛いところ=向き合うところがどこかを知ることができるチャンスだったりします。

そして、初めての事を経験する時ってすごい体力を使うし、そこに人生がかかっているなんて事だとめちゃくちゃ沢山悩んだり考えたりすると思います。でも、経験・決断は少しづつ引き出しになり、どんどん増えていって、そして自分らしい取捨選択は確実にできるようになっていきます。

最後になりますが、ここでお伝えしたかったのは大きく2つです。
・何か歯車が噛み合わない時には、自分の考えや気持ちの矢印が外に向いてないかどうか考えてみる
・違和感と感じたことに目を向ける勇気を持つこと

少しでも何かのきっかけになれば嬉しいです!
次回は、『自分を知り、双方が求め合う出会い』についてお話ししていきたいと思います。

それでは、おやすみなさい。


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