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健康のために、けっきょく何を食べればいいのか。


健康を意識したときに、ぶち当たる壁がある。

それは、
『で、けっきょく何を食べればいいの?』ということ。



立ちはだかる壁から壁へ、気になることを書き連ねてみました。


ちまたに溢れかえる健康情報。


誰しもが、こんな文言を目にしたことがあるのではないか。

『コーヒーは飲むな』『コーヒーは1日に2~3杯は良い』
『長生きしたければ肉を食え』『長生きしたければ肉食うな』
『米をしっかり食べよう』『糖質制限』
『生野菜は酵素たっぷりで◎』『生野菜は内臓を冷やすので×』
『季節のくだものをいただこう』『いちじくは病人のうめき声を聞きながら大きくなる』などなど。


これ以外にも、健康的なのは
『朝ごはんは食べる』 vs 『食べない』論争や、

水はたっぷり飲もう』 vs 『飲みすぎは水毒症の恐れ』論争もあるであろう。


けっきょく、朝食は食べたほうがいいのか、抜いたほうがいいのやら…。


中には、
最初にためした1つの方法が体にあっていて、
その健康法のみを貫いているひともいるかもしれない。


だがそんなひと以外は、
大抵みんな、一体全体なにをどうしたらいいのか
頭を抱えたのではないだろうか。


そんなわれわれに情け容赦なく、

チアシード、キヌア、モリンガ、スピルリナ、ケール、アサイー、アマランサス、レッドラズベリー、オートミール…
などなど、数々のスーパーフードなるものが、流星のごとくキラキラと輝きながら我々の前に現れるのである。


どれも良さそうに思えるのですよ。。。


そして信じていた健康法でも、
ある日を境に『実は害がある』などとなることも、あり得る。もうどうしようもない。



そうして、この言葉が大活躍するのである。


(けっきょく)『色んなものをバランスよく食べよう
(けっきょく)『体質は人それぞれである


これしかない。これ言ったらそらそうなわけです…。


例え体には良くないとされていても、
お酒が好きで煙草を毎日スパスパ吸っているおじいさんとかで、
長生きで元気なひとも、おろう。


どんなに生活習慣がハチャメチャで、
夜更かしや、まいにち加工食品三昧でも
元気なひとは元気なのだ。



けっきょくは、ね。


そこに東洋医学でいう実証、虚証という体質が関係しているのだろうけれど、
要は、『こうすれば健康です』のような確証的なことは
濃霧に包まれ、まるで分からないのであります。



そもそも健康とは?


健康とは、“未病”なる状態のことを言い、

『どこも悪くない健康体!』なのではなく、
まだ病気が表面に出てきていない状態』のことだそう。


後天的なものに関しての積み重ねとしては、
赤ちゃん以外、みんな未病の状態であると言えてしまう。


その未病の状態を、いかに長くキーーーーーープしていくか。
それが、健康ということなのだ。


つまり、予防が肝心なのである。



しかしひとは、弱いもので…

多少の病状であれば(胃痛、腰痛、アレルギー性鼻炎、慢性的な便秘、下痢程度)

『あなたの好物の〇〇を控えたら、改善する』などと言われたところで、

「じゃあ、治らなくていいです」という返事がいい所なのではないか…。

実際、重なる体調不良の身のうえで、「おれは倒れても酒を飲む!」と公言していたひとを見たことがある。
それが彼の幸せであるのであれば、他者が挟める口は、ない。



本当に食べたいもの説。


じぶんの体に一番いいもの、それは “本当に食べたいものを食べよう!”と、

これも、わりとよく聞く言葉である。

けっきょくの所、

体に必要なものは、そのときどきで本当に『食べたい!』と感じるものを食べる。それが、
その本人にとって一番よい食事である、というもの。
体に悪そうだからといって我慢すると、ストレスも溜まり逆効果になり得るし。



たまに、
ふだんあまり口にしない食べものが、
なんだか無性に食べたくなるときが、ある。


そういうときは、
わたしの場合1週間、同じものを食べたりする。そして急に飽きる。



“体内で不足している栄養素を
体自体が欲してくれているのだ”と聞けば
たしかに、そんなふうにも思えるのだが、


『本当に食べたいものを食べましょう』は、
ひとそれぞれの状態によって、かなりの曖昧さを含んでいると思える。


ここは、
注意が必要だ。


なぜなら、
場合によっては商品を目に映したその刺激が脳に伝わり
「食べたい!」に置き換わったりしているようなハリボテ感の「食べたさ」がある気がするのである。

まやかし感の、食欲感と言うか。(それはなに)



実際、
本当に食べたくて買って食べたはいいが、
食べている最中や、食べ終わった直後に
「そうでもなかったな」と思うことがある。

こういうときは、
まやかし感の食欲感で買いものをしてしまった気がしてならない。



本当に食べたい気持ちに忠実に買ったランチが、
クリームソーダの缶ジュース、
アンパン、ピーナッツクリームパン、
アメリカンドッグ、
チョコクッキーだとしたら、
それは本当に食べたいものなのか、
ストレスからなのか、
腸内環境の乱れからなのか、

実際はよく分からない。


食べたいのなら、もちろん食べてよいのだが、
確実に体内保有酵素は失われていく。


どれだけじぶんが、
じぶんの体に真に敏感でいられるか、ここが鍵になってくるのである。




愛情のこもった食べもの説。


これもたまに聞くのだが、
『どんな食べものでも愛情のこもったものは体によい』というもの。


“愛情のこもった”というのは、
目に見えない愛のパワーが料理の調味料になっているとして。(たぶん)


この、目に見えない部分に関してだが、

①愛情のパワー
②食材の持つ栄養素のパワー
③美味しくて「うんめぇ!!」と喜ぶパワー

は、が無い状態だと、②、③は相殺されるのだろうか?というささやかな問いが生まれなくもないのです。


例えば、料理上手なひとが
「今日は作りたくねえなバーロー」と思いながら作った、その“念がこもった料理”は体によくないのだろうか。
その時の食材たちの持ち前のパワーや、一口食べた時の美味しさの歓喜のパワーでカバーできたりしないのだろうか。

それともやはり、
負の念が勝ち、負のパワーが体内に影響、蓄積されたりするのだろうか。


分からない。


分からない。




分からなすぎて2回書くくらい、分からない。



それと、
祖父母が孫に
率先しておやつやジャンク系を買ってあげたりする場合。

かわいい孫に対して祖父母たちの愛情が込められたお菓子やアイスたち。
孫も大喜び。


ここで東京大学で実証された実験の話しをご紹介したい。(急)

東京大学の実験では、ヒトの胃に“糖”が入ると胃の動きが止まることが、実証されました。

被験者に砂糖水を飲ませると、約10秒間、胃腸の動きが完全に静止。

塩水を飲ませると、逆に動きが活性化したそうです。(角砂糖の1/4~1/5くらいの量で起こるそうです)

糖をとらせて細胞の動きが緩慢になる反応を、東京大学では“糖反射”と名付けていますが、このメカニズムはまだ解明されていません。

Total Health Coordinate Dr.Yuki's method  HP

“愛”は、
この“糖反射”を、無効化できるということだったりするのかは、
凡人のわたしには、分からない。

もはや無効化・無害化する・しない、などではなく、
すべてを凌駕するのが、“愛”なのかもしれない。



けれど少し気になるのは、
裏を返してみると
「孫に好かれたい」「孫によく思われたい」という愛からかけ離れた自分のエゴファーストな見えない部分があるのではないかと
思ってしまうわたしは、心根がひん曲がっているどころではなく
心根がヘドロ化しています。




そして、
わたしのような凡人の味覚は、
愛情がこもっていようが、いなかろうが、
その味の違いには気付かず、美味しく食べてしまうのだろう。。。



『利き愛情チャーハン』とかに挑戦した場合、
料理に込められた愛を見抜く、察知する人体であるのが本来のひとびとの姿なのかもしれない。



ナスDに学ぶ食事法


以前、ナスD大冒険TVという番組をみていて、とても興味深くおもしろいと思ったシーンがあった。(あの番組は全編においてそうだけど!)


ナスDというテレビディレクターの方が、ひとりで数日間、無人島で暮らすという内容だったのだが、
その無人島に降り立った初日の出来事。


浜辺には、多くの漂流物が打ち上げられていて

いわゆるゴミなのだが、
その中に、2リットルのペットボトルも多く散乱してた。


その中に、まだ液体の残っているボトルもあり、
それが元は、ポカリなのか爽健美茶だったのか、何なのかは分からないものだった。


それはいつから打ち上げられていたものか、
昨日なのか一カ月まえなのか、直射日光がサンサンと降り注ぐ浜辺に転がっているのである。


そのうちの1つを手にとったナスDさん。

そして
ボトルのキャップを開けると、
その10㎝くらい残っている液体を一気に飲んでしまったのだ。



え"?!!!!!!!!!!!!である。


なにか味の感想を言っていたけれど、
よく覚えていない。


そして最後まで番組をみていたが、
それによって『腹が痛い』『具合が悪くなった』などの
展開はなかったのである。(編集されていなければ)


え"?!!!!!!!!!!!!である。


ふつうであれば、腹を壊すと思う。。。


しかしナスDさんは、ふつうではなかった。

もはや、超人の域に達している、と言っても過言ではない。



わたしはナスDさんのタフさと、人体の奥深さに感服した。



ナスDさんは、きっと『これを飲んだら絶対におもしろい』『おれは絶対に腹を壊さない』と決めて、あの漂流物であるなぞの液体を喉に流し込んだのだろう。


要は、体調を壊さない、とは
このナスDさんのように、
明らかに危険な飲みものを口にしても『絶対に平気』『絶対に腹痛を起こさない』という絶対に大丈夫という異次元に体を持って行く、というものなのだろう、と思った。


通常だと、あんな腐っているかもしれない飲みものを飲んでしまえば、
腹を壊す。


しかし、ナスDさんはそんな通常の世界線ではなく、腹を壊さない世界線を生きたのだろう、と思う。





このことから言えることは、
もし添加物などが体に悪そうで気になるひとは、

食事をしながら、添加物が“体に影響しない”と決め込んだ異次元で、
食事を終えるのも、健康でいられるひとつの手段かもしれない。(どんな)



長々と書いたが、『気の持ちよう』とは、本当に大切なのだということが分かった一件であった。




それでもなにを食べるか。



なにを食べれば健康でいられるのか。


その疑問への解答を手にいれるべく、現在世に出回っている健康情報を漁るのであるが、
それでもひとびとが、いまいち納得できる健康食品・食材に出会えないもの、
食べたものが体に与える影響による変化が現れるのには、時間がかかるからである。


100% ニンジンジュースを飲んだ2時間後に、

肌がツルピカになりました!とかには、ならない。

もしニンジンに含まれるベータカロテンの効果で
肌の調子が仮によくなるとしても、
目に見えて分かりづらく、
数カ月~数年の継続により微細な変化を感じられるかもしれない。し、感じられないかもしれない。


コラーゲンをたっぷりとったら、
つぎの日、たるみ・シワが消えてました!や

レバー食べたその日から、
あれほどクラクラしていた立ち眩みが、眩みようがなくなりました!や、

ブルーベリーを食べたつぎの日、
視力 0.2 → 2.0 になり見えすぎます!や

大豆でトリプトファンをガッツリとったら、
何があっても仏のごとく、まったくイライラしなくなりました!や

キャベツを食べたら
胃もたれを一切しなくなり、胃腸が丈夫になって、
トンカツ朝、昼、晩イケます!や、

生姜紅茶を飲むようにしたら、
つぎの日には冷え症が改善し、基礎体温36.8℃になりました!などといった、
一朝一夕で、実感できるような効果が現れることは、ほとんど無い。


逆に、〇〇を食べたつぎの日に癌になりました!も、ないであろう。


変化というのは時間がかかり、じょじょに変わっていくので自分でも気が付きにくいのもである。



で、健康でいられるための食事とは?と考え
けっきょく、冒頭の↓

(けっきょく)『色んなものをバランスよく食べよう
(けっきょく)『体質は人それぞれである

に戻るのである。


なーんだ、ということなのである。

ひとびとは、もっと激的な、即効性のある効果的なものを期待するのだが、
けっきょくは、だれにとっても断言して当てはまる、というのはかなり難しいと言える。




そこで、『これだけはじぶんの体に対してしてあげられる』ということが
1つ浮き彫りだってくる。



それは、健康を気にするのであれば、
自分の体に合わないものを避ける、
ということであり、
それこそが最適なのではないか、と思える今日このごろ。



日ごろ、じぶんの体が受け付けないもの、
ちょっとでも調子が悪くなるようなものを避ける。



ただ、すこぶる健康なひとは、
割とどんなものを食べても悪い影響を受けにくので
何が合わないか、というのは気が付きにくいであろう。

そういうひとは、いろんなものを美味しく食べたらいいのだと思う。


しかし、わたしのように
小麦粉を継続して摂取すると、とたんにアレルギー性鼻炎や生理痛に襲われたり、(2日ほど摂取を控えると、これらの症状は消える)

牛肉を食べると胃もたれする” や、

冷たい飲みものばかり飲むと
胃が痛くなる” や、

ドーナツを食べると吐く” や、

真夜中にお菓子を食べると
体が重すぎて朝起きあがれない” や、

サムギョプサルを食べると、
体が重すぎて朝起きらあがれない” や、

電気毛布を使うと、
体が重すぎて朝起きあがれない” など(食じゃない…)


分かりやすく体がNGを出してくれる場合、

それらを食べないようにするまでだ。


じぶんの体には何が合わないのか、
じぶんの体の些細な反応であっても気が付いてあげられるようにしておく、ちゃんと反応できている体の状態を見過ごさない、見落とさないようにする、のが、一番よい方法なのではないか、と思っている。



なので、一番「ん?」と個人的に感じるのは
薬を飲みながら、その食べものを攻略的に対処する方法である。

『今日の飲み会の前に、薬を飲んでおこう』
『今日の打ち合わせは天ぷら屋だから、その前に薬を飲もう』
『会社の付き合いで、焼肉だ。薬を飲んでおこう』
のような方法は、
なぜ?そうまでして食べるん?と、思わず余計なお世話心が芽生えてしまう。




薬を飲まなければ体が受け付けてくれないものは、
本来ならば食べずに内臓を休めてあげて欲しいものである。


周りとの付き合い、その場の空気、ノリも大切であるけれど
身体が資本であるわれわれ人間は、じぶんの体が何よりも大切なものである。


「今日は、ちょっと控えていて」と、
ノンアルや、油っこいものではないものを注文する、などして、
別のものを口にしていきたいところである。



じぶんの体は1個きりで、それはじぶんで大切にして守らなければならないのだから。




わたしの友人に、
お肉大好き女子がいるが

そのひとはいつも元気で
ヒートテックを1枚も持っていない。

いつも薄着なのである。(うらやま)


やはり『ひとそれぞれ』なのだ。




今日はなにを食べ、なにを食べないでいようかな。




☕︎ Have a nice day! ☕︎

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