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体に片思いする。



じぶん、
アラフォーになって
体に片思いをすることになりました。



大げさではなく、
初めてじぶんの体に出会った”という感じとも言えるくらい、

なんだか
じぶんの体がじぶんのようでいて
じぶんでない、のであります。


要は、
あまり体のことを気にせずに生きていたら
あれよあれよと
老化が進んでいたのです(哀)


振り返ってみると
20代までは勢いで生きていたのだな~、と思う。

じぶんの体はわたしの物だ!と
言わんばかりで、
さほど気にもかけてやらず、
なおかつ多少の無理をしたって、
それでも元気だったのだ。
元気でいてくれたのだ

(余談:
女子力も低いので外側(美容的な)のことも
ほとんど気を使っていなかった(焦))



どちらかというと
いつもいたって健康。
と言うか、じぶんは健康だと思っていた。
そう、ほんの数年前までは。

謎の体調不良が続くよ


最近では
わたしにとって不都合な片りんが見え始め、
おやおや?と思っているうちに
目が悪くなってきた。

遠くのものがぼやけるし、
なんだか目の奥の上の方が痛い。


これは困ったと
まいにち蒸しタオルをつくっては
目を温め、

お風呂タイムでは、
目のストレッチに励む日々。


湯舟につかりながら
眼球を上下右左ななめと
クルクル動かすストレッチをつづけるも、

いっこうに目の奥の痛みが
和らぐ気配はない。

そして遠くの物は
あい変わらず見えづらい。


 
仕事はほぼパソコンと向き合っているし、
趣味で動画編集をしていたときは
12時間くらい
通しでパソコン作業をしていたし、

暇さえあればスマホを覗いているのだから

そりゃ目も悪くなるし、
目の奥も痛くなるよね、と合点がいくのだが、
もともと視力だけは良かったので
ちょっとしたショックと戸惑いを隠せなかった。


せっかくなので眼科に行ってみることにした。


そこでの診断は
老眼が始まってますね」とのこと。



ですよね。


アラフォーのからだのあちらこちらで
老化が進んでいるのである。

あちゃー。



歩けば、
左太ももの裏に
いままで感じたことのない痛みが走ったり(坐骨神経痛)
焼肉食べた翌朝、胃がムカムカしたり。(人生で焼肉を嫌いになる日が来ようとは)



ちょっと待ってくれよ、と思った。

いやいやいや、こないだまで楽しく暮らしてたやん!と。


そして、
背中の真ん中に石が挟まったかのような痛み、
かつてないひどい肩こり、
ひどい冷え、
胃痛、
極めつけは謎に寝込むという体調不良。と思ったら急に元気になったり。なぜ。


“わたしの知っているわたしではなくなったのだ。”

と、一瞬思いかけたあと、すぐに思ったのは、

“ああ、じぶんはなにもじぶんのことを知らなかったのだな”と知ったということだった。


そして申し訳なさを感じた。

今までゴメンなさい!と。



片思いが始まる。


いつも一緒にいてくれた幼なじみが
海外赴任になって初めて、
その存在の大切さに気がつく、みたいな。


わたしは、心のそこから
「わたしを置いて行かないで」と思った。


わたしを置いて
行ってしまわないで、と。
まさかこんなに、じぶんの体にロマンチックな感情を抱くとは。



わたしの体が
わたしであってわたしではない。

そして確かに
この人(じぶんの体)のことを
よく知らないなぁ、ということに気がつく。


だからわたしは
少し泣いた。

そしてじぶんがいかに、
体に無理をさせていたか。

その傍若無人ぶり、
企業でいうとかなりのブラックだということにも、気がついた。
 

わたしは泣いた。真夜中にカツカレー食べてたこと、ゴメンナサイ。


こうして体への片思いが始まったのだけれど、

なんとなく、

ほんとうはずっと
体の方がわたしへと
ずっと思いを伝えつづけてくれていたんだろうな、と思う。

だけど愚かなわたしは、
目のまえの楽しいこと(つづく飲み会)、
誘惑(深夜のチョコレート)、
忙しさ(残業・休日出勤)に気をとられ

その声をずっとキャッチできずに来てしまったのだろう。

そして『不調』という声を聞きつけてやっと、
わたしは体に気がついた。愚か者でゴメン。

今さらきゅうに慌ててご機嫌をとろうとする
おバカなわたしで、ゴメンね。



そう話しかけても
体はだんまりの居住まいで
静かで、
ただ静かで、

ここから
わたしの健康ヲタクが始まったのです。




☕︎ Have a nice day! ☕︎


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