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身の丈を知ること

息子と買い物に出かけた帰り、カーラジオから「運の悪い人には、どんな特徴があるか?」
という話が流れていた。
パーソナリティーの若い女性の、
「運の悪い人は、自分はすごいと思っている。」
という意見に、グサッとやられた。
お恥ずかしながら、わたしはまさに、友人から「自分はすごいと思っている」ことを指摘されたばかりだったからだ。

自分のアトリエをもち、自分の納得する作品だけを売るショップを経営して、成功している同年代の人を見て、いいな〜と羨ましがるわたしを見て、友人は、「わたしはそうは思わない」と言う。
もし自分がアトリエをもったら、作品をつくるより、そこでマンガを読んだり映画をみたりしちゃいそう、だと言うのだ。

うむ、、わたしもきっとそうなる。
アトリエさえあれば、作品を生み出せて、ショップさえあればそれが売れると思うなんて、ものすごく自意識過剰、、ということに気づかされたのだ。

「わたしはまだできるはずなのにできない」、と、環境のせいにしている人は、きっと運が悪い。

図書館で借りた、益田ミリの「週末、森で」という本を読んだ。森で暮らす早川さんの言葉に泣きそうになる。

目的地に行くだけのために
人間って歩くわけじゃない

誰に見られなくても
咲くって清々しいね

身の丈を知る。
できることもあれば、できないこともある。
わたしが日々感じたことや、やったこと、そのものが、宝ものなのだ。


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