わたしの大好きな、おもしろがる天才

わたしが今の会社で働いている一番の理由は、心の底から大好きで、尊敬している上司がいるから!
転職活動中、その上司のもとで5日間のお試し期間があったのだか、毎日がアハ体験の連続だった。それまでの職場でうまくいかなかったこと、プレッシャーに感じていたことを、軽やかに、でも分析的に飛び跳ねていく感覚。

その上司は、わたしたちのちょっとした気づきを、実にさまざまな角度から見て、とてもおもしろがってくれる。自分のやっていることが、どんどんおもしろく、役立つことに思えてきて、働くってたのしいな!という気持ちになる。
もっとたくさん気づいて、たくさん共有したい!と、アウトプットのハードルを下げてくれるのだ。

上司の「おもしろがり」は、視野が広く、視点が多い。「そんな見方があったのかー!」「同じものを見ていたはずなのに!」と、いつもびっくりする。そして、導きだす結論がとてもシンプルでやさしい。まさに、納得のいく変化球。わたしが常識(だと思い込んでいたこと)を、よき方に覆していく。

育休後、わたしが会社を辞める覚悟で、息子を保育園に入れない(フルタイムで復帰しない)ことを決めたとき、「それなら、息子くんと一緒に出社すれば?」と、なんの迷いもなく言ってくれた時は、目から鱗だった。

わたしが郊外に引っ越すことを決めたときも、まだオンラインの在宅勤務が普及していなかった頃にも関わらず、「毎日出社しなくても働けるよ」と、背中を押してくれた。

思い込みや世間の常識に覆われた、真ん中の核(そもそもなんだっけ?)の部分にピントが合っているとも言えるかもしれない。
そしてわたしは、息子にとって、そんな上司のようなお母さんでありたいと思うのだ。

この記事が参加している募集

仕事について話そう

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。いただいたサポートは、絵本制作等アートによる子育て支援のための費用に使わせていただきます。