歴史はある程度物語だと思っていて、当時の状況を100%理解し知ることはできないと思っている。なので、そこに想像や創作が入ることは承知で、本質(事実)を保つ程度にそれを楽しむ余裕があるものだ、と私は思っています。 そういう意味も込めて、昔から歴史をロマンチックに考える傾向がありました。私は専門家ではないので、市井の人として歴史を想像することを楽しんでいます。 その想像を裏付けるというか、増幅させることとして、史跡めぐりがあります。特に墓所や「最期の地」と言われるような場所が
判官贔屓という言葉にあるように、源義経は源氏を代表する悲劇の人物として、人気があるように思います。義経は、興味深い存在です。生い立ちの悲劇と謎、奇想天外な戦略、戦上手。 木曽義仲も、戦上手としては名高いのかなと思います。それらをうまく使って平家を滅ぼした源頼朝は、権力の頂点に立ちました。 それはさておき、私は好きな色はと訊かれたら、赤と答えます。共産主義ではありません笑。平家が好きだから、平家の赤に由来しています。 よく言われますが、清盛は甘かったなぁと思います。頼朝含め
日本史で好きな時代は南北朝時代、といいながら、いろいろな時代をつまみつつ、大学の専門は近代史でした。 テーマは日中和平工作。 南北和平に奔走した楠木正儀に共通しないでもない、和平工作に奔走したある人物を取り上げたのですが、和平工作というとどうしても、きな臭さが漂います。 太平洋戦争前夜の日中戦争前後、日本と中国(ここでは蒋介石の国民党政権)にはさまざまなルートの和平交渉が浮かんでは消え、結局形になったものはなかったようです。 和平と傀儡政権樹立も紙一重ですし、もう何が何だか
日本史上、重要人物であることは間違いないのに、なぜかぼんやりして捉えどころのない人物。 室町時代の礎を築いた意味では、源頼朝や徳川家康と同列とは思うものの、大河ドラマでは太平記で主演となったものの、とんとご無沙汰。人気があるのかないのか? 鎌倉末期から室町時代初頭までに興味がある自分としては、この時代がなぜあまり取り上げられないのか、不人気なのか?と周囲の人に聞くと、よくわからないから、と言われる。 表舞台に立つ人物がコロコロ変わる。朝廷が二つに分かれ、北朝と南朝の中でもま
もともと日本史好きを自称し、史跡巡りかわ趣味と公言していた私。 想定外の育児に奔走するうちに、その情熱をすっかり忘れてしまっていた。。 なのでここに少しずつ、思い出しながら、自分なりに歴史やその他諸々の事をポツポツ書いていこうと思います。 楠木正儀、という中世の武将がいるのですが、学生時代からこの人がすごく興味深く、細く長く追いかけています。 南朝の主力でありながら何度も北朝に寝返るって、はたから見ると節操ないように思うのですが、その行動の裏には揺るぎない信念を感じます。