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森てく
2022年4月3日 19:15
積ん読が過ぎて私の部屋は世間から図書館と認知された。 会社に行くために朝ドアを開けると、すでに何人かの利用者が列を作っている。 だいたいおっさんだ。一言も言葉を交わさない。 押し問答も面倒なので、私は彼らを家に入れ、入れ違いにその場を後にする。 しばらくすると謎の受付係もやって来ることが分かっている。 今は六月だ。あと少しすると、夏休みの子供たちもやってくるだろう。 こうなったの