ローマ アッピア街道 カラカラ浴場 黒トリュフ
71. アッピア街道
古代から続くアッピア街道を走る路線バスのルートを見つけたので、ちょっと郊外まで往復してみた。石畳は場所によっては古代そのままのものが残っているとのこと。現代のゴムタイヤのバスでもこんなにボッコンボッコン飛び上がる程揺れるのだから、古代ローマの車輪(木材)では乗り心地がわるかっただろうな。
この日はなぜかローマを歩いていて人に道を聞かれることが3回も続いた。バスの中でもどこかの国から来た女子グループに「カタコンベに行くにはこのバスでいいの?」と英語で聞かれ、よく分からないから隣に立っていたサングラスのアニキにポケトークで「彼女たちはカタコンベに行きたいって。近くになったら教えてあげて」とイタリア語にして伝えた。
それを見ていた隣のカップルが「◯△◆◎?」と話しかけてきた。彼らも英語は話せないみたい。「ジョージア」と言うのでポケトークを「日本語-ジョージア語」に設定したらお喋りがスタートした。「もうすぐ結婚するの」だという。彼女は「日本の女性はあなたのように独りで世界旅行をするのが普通なの?」と聞いてきた。「まあね」と答える。彼は「女性のひとりは危険だよ。夫は心配してるよきっと。」と彼女に向かってやめてくれという顔をする。彼女は「ディスタンスが愛を深めるのよね。」と私にウインク。友達がどんどんできちゃう。楽しいなあ。
72 .カラカラ浴場
カラカラ帝が命じて作らせた広大な大浴場跡地。いまはカラカラに乾いて、中はガラガラに空いていた。
【ビデオ】カラカラ浴場にて
73 .レストランLIFE
世界一周旅行の直前にBBT芸術祭があった。私はリコーダーチーム「東京エアリード」と、ロックバンド「threeGETs」の2つに参加した。
threeGETs
東京エアリード
バンドの仲間のチャットも遠く離れたローマから見られる。LINEにしろチャットにしろメールにしろ、世界のどこにいてもチェックできる。わざわざ言わなければ日本を離れているのも知られることはない。便利な時代だなあ。
threeGETsの打ち上げ飲みに参加できない話をしたら、バンマスの岡田さんがローマのお気に入りレストランを教えてくれた。行ってみた。
スペイン広場近くの「LIFE」
シーフードのディナーとトリュフのディナーのどちらかを選ぶことになった。目の前をロブスター丸ごと焼いたものが運ばれていく。あれがシーフードコースか。迷うなあ。でもトリュフ三昧のコースにしてみた。前菜からメインの牛肉まで全ての料理に、スライスした黒生トリュフが載っていた。そしてひと皿毎にワインがペアリングされ大きなグラスで運ばれてくる。やばいやばい美味しいぞ。同じものを銀座で食べたら30,000円だぞ。
お店の人たちみんな笑顔で親切だった。
全ての料理にトリュフが載っていた。
LIFEのレシート。ワインやデザートそして税も含めて79ユーロ。私の今回の旅でいちばんのご馳走でした。情報は宝だね。ありがとうございます。
夜のローマ。どこからともなく音楽が流れてくる。美味しそうな匂いが漂う。人々の笑いさざめく声が聞こえる。平和な街。でも実はあちこちに警官(軍?)が立っている。特に人の集まる広場や駅では複数の警官が銃を抱えて迷彩柄の車両の横に立ってあたりを見回していた。
【タイムラプス】レストランLIFEからスペイン広場まで歩く。
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