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サッカー指導の話。

 私は、山形県酒田市で大学生をしながら、出身のサッカースポーツ少年団の指導者をしている。最初は、弟が所属していたということもあり、遊びに行く程度で子供たちと一緒にプレーしたり、アドバイスをするような形で参加をしていた。しかし今では、弟が中学に進学し、スポ少にはいないが指導者を続けている。その理由は簡単に言うと、サッカーが好きで、子供達も好きだからである。

 私が指導者をしているスポ少は、人がとても少なく、8人制の試合にもかかわらず、入団したばかりの小学1年生が出場しなければいけないレベルである。練習の頻度は、毎週土日に2時間ずつである。
 このような状況の中で、サッカーの指導をしているわけであるが、私が教えていてとてもやりがいが感じられる瞬間は、”試合に勝った時”と、”子供たちが成長している”と感じるときである。この二つの経験をしたいというのは私のエゴなのかもしれないが、指導をしているからにはこのようなやりがいを感じたいと思う。

 ここでひとつ問題になってくるのは、スポ少でやっているサッカーに”勝利を求めていいのか”ということである。サッカーは相手のあるスポーツであるため、試合に出れば勝ち負けというものが付いてくる。しかし、勝つことを目指すためには当然、練習からある程度きつい練習をしなければならない。その時に、「スポ少」と「きつい練習」というのが結びつくのかという疑問がある。
 例えば、サッカークラブであれば、そこに参加してくる子たちはサッカーが大好きであり、試合に出て、勝ちたいという共通認識のある集団である。チームとしても勝利が求められる状況であるといえると思う。しかし、スポ少はそうではない。ある程度皆サッカーが好きだったり、興味があるから所属しているわけではあるが、全員が、「きつい練習を乗りこえて絶対に試合で勝つ」という気持ちで取り組んでいるわけではないと思う(憶測)。

 昨今、サッカー人口が減ってきている中で、スポ少にサッカーが好きで入ってきた子たちに、”スポーツの楽しさ”、”サッカーの楽しさ”、それに加えて練習という”努力をすることによってレベルが上がっていくという喜び”、”仲間と協力して試合に勝った時の喜び”を味わってもらいたいということが、私の目標であり、スポ少の指導の理想であると思う。

 このような考えはすごく理想論過ぎて、スポーツにおいて完全に「楽しさ」と「上達」を両立できるのかという疑問があるが、チャレンジしていきたいと考えている。自分の目標や理想を叶えることができるように、子供たちを第一に考えたトレーニングをしてあげたいと思う。細かいことでも、成功体験は必ずいい影響をもたらすと思うので、そのようなシチュエーションを引き出してあげられるような指導をこれからも意識して頑張っていきたいと思う。

 この記事を読んで、小学生に対してのサッカー指導で、「こういうメニューがおすすめ」や、「こういうことを意識するといい」といった意見を頂けると幸いです。
 またこれからもサッカーのことや、指導のことなども記していきたいと思うので、良かったら読んで反応をくださると嬉しいです。

 それじゃ。

 

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