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いつかあなたをわすれても

歳を重ねて気付いたことは、人間の記憶力って案外頼りないということ。
(わたしの記憶力がないだけかもしれませんが…)
あんなに大切に思っていたことを、ふとした時に思い出したり、
もう既に忘れてしまった思い出もあるんじゃないかなと思います。
反対に、嫌な気持ちになったことの方が鮮明に覚えていたりするから、自分の記憶ながらなんだかなぁと腑に落ちない気持ちになります。嫌な思い出程早く忘れてしまいたいのに、心にこびり付いて離れないものですね。これもまた、ふとした時に記憶が蘇り、どうしようもない気持ちになって心の中で「あぁぁ…!」と悶える瞬間があります。


まだまだ人生の折り返し地点にもきっと到達していないので、今後もきっと色んな体験を通して、大切な思い出も嫌な思いも増えるだろうと思います。新しい体験をする度に、過去の記憶が薄れていっている気がします。どうしたら忘れずに要られるのだろう。。この絵本が、ふと自分の記憶について振り返るきっかけとなりました。


書名:いつかあなたをわすれても
著者:桜木 紫乃/文 オザワミカ/絵
出版社:集英社
出版年:2021年3月
ISBN:978-4-08-299028-2


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