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『NFT市場が急失速。改めて考えるNFTの本当の価値とは?』~【新しいWeb3ビジネスのアイディアのタネ】・Web3ニュース2022.5.10

今日は「NFT市場が急失速。改めて考えるNFTの本当の価値とは?」に注目!
・JCBI伊藤佑介代表理事インタビュー「NFT=価値がある」誤解
・無理やりコンテクストを作り投資家に売るNFTアートの価値とは?
・失速鮮明のNFT市場、売上もアプリDL数も90%減少
・これからNFTは正常進化フェーズに

後半
・ビジネスに「第3の選択」メタバース検討自体が価値
・ステーブルコインUST(TerraUSD)急落、仕手か?
・DeFiはWeb3でどう変化していくか、イノベーションの本質


おつかれさまです。モリプトタツヤです。

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■トップニュース

↑一般社団法人ジャパン・コンテンツ・
ブロックチェーン・イニシアティブ(JCBI)
代表理事の伊藤佑介氏へのインタビュー
記事です。NFTアート売買の違和感を
完璧に言い当てていてスッキリします。

本来NFTが提供すべきものは、ビットコインなどの仮想通貨のような投資家向けの取引型のサービスではなくて、ターゲットユーザーであるコンテンツファンのニーズに応えた利用型のサービスでなければいけないのですが、実際には現在、取引型サービスに終始されてしまっているような状況になってしまっていて、そのような利用型サービスの開発が進んでいません。

NFTで実現すべきは、売り買いの取引型のサービスではなくて、発行されたNFTというコンテンツを、企業を横断してコンテンツファンが楽しめる利用型のサービスなのです。コンテンツの利用こそがマーケットボリュームの大きいコンテンツファンのニーズなのに、売り買いのサービスばかり提供していてると、結局マーケットボリュームの小さい暗号資産投資家しか相手にできません。今そこが見誤られているので、NFTはマスに普及せずに、ニッチな状況になってしまっているのです。

↑アートはアートとしての価値を持つ、
で良いのですが、アートとしての価値
を超えすぎていたり、
コンテクスト(物語)に頼りすぎ
ています。

見る・飾るなどの楽しみすら持たず
機能拡張性やNFTの必然性もない。

客観的に見たら無名の人、
低クオリティ、
子どもの落書き。
「NFT」という看板を取ったら
10円でも買わないようなものは
本来価値はないはず
です。

ファンがファンとして楽しめるもの、
NFT技術である必然性があるものが
NFTとして適正な価格で取引される
のが健全な姿だと思います。


2021年9月には1日あたり平均22万5000個のNFTが販売されていたが、直近では1万9000個に減少し、減少幅は92%に達している。

世界最大級のNFTのマーケットプレイスのOpenSeaのアプリのダウンロード数は、1月のピーク時に1日あたり18万件を記録したが、現在は約90%マイナスの約2万件にまで急減している。

さらに、別のマーケットプレイスのVeve Collectiblesのアプリ内売上も、昨年11月から90%減少したとApptopiaは述べている。

値上がり期待がなければ買わない
「NFTアート」は偽物
だと思います。

値上がりするかどうかに関わらず
楽しむために適切な価格で買われる
範囲がやはり健全です。

街中で家に飾るポップアートを買う、
カードゲームのトレカを買う、
そんな時に値上がりを期待できるもの
はごくわずかなはずです。
そして何万円も払うことは稀なはず。

やっと冷静になってきたということ
だと思います。

これからはプロジェクトやコミュニティに
参加する権利としてのパスポートNFT
メタバースやNFTゲームなどのアイテム
としてのアイテムNFTなど
用途があるNFTが増えてくると思います。

そしてアートはアートできちんと作品の
評価に応じた値付けがされたり、
自宅に飾る、PFPとして使うという
用途を満たすNFTアートも気軽になる
と思います。

ただ、値付けは異常加熱だった
とはいえ、
NFTの可能性を熱狂的に挑戦できた
素晴らしい時期だった
と思います。
異常な価格でなければ
ここまで急速に注目されなかったし、
面白いトライも起きなかった。

これからは
適正な価格帯になりつつも
もっと洗練されて
より多くの人に普及していく
と思います。


■NFT関連

↑PFP(プロフィールピクチャー)
にNFTが使える、というところ
からスタートのよう。

インスタにアップされた画像の
NFT化や、インフルエンサーの
コミュニティパスポートNFT、
NFTマーケットプレイス機能の提供
あたりは今後有り得るかなと。

↑サブドメインを(NFT化して)販売。
Web3としての用途は後から考える
というワイルドさw

↑受託クライアントワークで
NFT関連システム開発キャンペーン
とは面白い切り口ですね。

オンラインサロン、つまり有料会員制
コミュニティサービスはある程度
パッケージ化できている前提であれば
40%オフも現実的に可能かと。

NFTシステムといってもWebサービス
全体で見たらオフチェーンの
従来型システム開発やWeb開発の
範囲が広くなりますし。

↑こういうのはファンが好きで買う
範囲の値付けになればよし。


■メタバース・VR/AR関連

「よし、我が社もメタバースを導入しよう」と何らかの取り組みを始めている企業の割合は、日本ではまだそれほど多くないかもしれません。

しかし、現実世界で行っている企業活動の中には、メタバース空間で実施する方が望ましいと思われるものが意外と多いのです。また、企業活動の本質や存在意義を改めて考えるためにも、メタバース化を検討すること自体が極めて効果的なのです。

↑ホントそう。

顔を合わせるほうがいいって本当?
コミュニケーションが少ないのは
Zoomのせいじゃないと思うよ?

呑みニケーションじゃなく商品力や
仕組み化が必要なんじゃない?

オフィスって必要?
リモートなら海外でもいいよね?

検討すること自体が極めて効果的

↑夕暮れの雰囲気がイイ。

↑メタバースについて
識者のコメントのポータル記事。

「理想的なメタバース」を念頭に置けば
革命的な世界がもうすぐ、という期待
を持ちますが、
実際にはNFTよりはるかに現実が
追いついておらず練度が足りない
という印象を持っています。

まずVRゴーグルが普及していない。
そしてQuest2がデファクトですが
クオリティが理想と乖離している。

ゲーム機のそれっぽいやつの方が
端的に楽しい。

スマホなどで第三者視点で参加
するとゲームとの差がより際立つ。

個別のサービスに分離していて
相互運用性は目指しつつも
現段階では互換性がない。

経済活動やNFT活用はまだ先、
稼いで住める状態にない。

未来に想像されるメタバースは
理想郷ですが
ビジネス化や一般普及は
デバイス普及と規格待ちが大きく
NFTより数年遠い

と現時点では感じます。

つまりビジネス立ち上げには
NFTなら今でも一定規模狙えそう
メタバースは数年耐えて先行益狙い
になりやすそうな気がしています。


■ガジェット関連

↑今Quest2を買うのもなぁ
と悩んでいる人が多そう。
円安で次期版は高くなるだろうし。

↑単にVRゴーグルが陳列され体験できる
だけなじゃいらしい。

筆者はMeta初の実店舗「Meta Store」を訪れ、美しく装飾された室内に入って、ポータブルビデオチャットデバイス「Portal Go」を試用した。

スクリーンにCaseyと名乗るフレンドリーなスタッフが現れ、Portal Goで体験できることすべてを1つずつ丁寧に教えてくれる。Caseyは、ユーザーの動きに対応してパンとズームの調整を行うデバイスのスマートカメラについて説明する。彼はまるで、子どもたちを寝かしつける旅行中の親のように、ドクター・スースの絵本の仮想現実(AR)版を読み聞かせてくれた。

↑VRゴーグルを売るというより
VR体験がスマホといかに違うかを
伝えるのがミッション。


■暗号資産暴落

仮想通貨市場全般の下落に伴い、本来保たれているはずの「米ドルとのペッグ」を乖離し、1.0ドル→0.985ドルまで急落したことが大きな波紋を呼んだ。準備金として用意するビットコイン(BTC)への影響やUSTを担保にするDeFi(分散型金融)などへの影響が懸念されたからだ。

↑想定以上に価格変動で
調整が追いつかなくなると
一気に信用を失うため注意が必要。

Web3.0について詳しいConor Bronsdon氏は、USTのペグが緩んだ原因について推測した。

Luna Foundation Guard(LFG)がビットコインを買い増した際に、バイナンスでUSTの流動性が増え、USTを獲得したユーザが、それを売却したり、高い利子を得ることのできるAnchor Protocolに資金を移動させるなどしていたのではないかとしている。

また、今回の出来事は意図的な攻撃だったのではないかと見る向きもある。ブラジルの仮想通貨業界団体GEMMA Ecosystemの法務担当者Caetano Manfrini氏は「今日のTerra・Luna・USTへの攻撃は、計画的に行われたものだった」と述べた。

↑全体が下がれば
NFTやSTEPNのシューズなどは
むしろ買いやすくなるので
一次的な下落はウェルカムな人も
多いと思いますが、
Web3化の加速のためには相場が
戻ってほしいですねぇ。


■DeFi関連

新しいテクノロジーが登場する:蒸気機関、インターネット、DeFi
古いエコノミーや仕組みが、効率性を求めて新しいテクノロジーを利用する:蒸気船、エクスペディア、TradFi
新しいテクノロジー登場以前には不可能だった新しい仕組みやエコノミーが作られる:鉄道、Airbnb、eコマース、ポッドキャスト、(純新規のウェブ3ネイティブエコノミー)

↑すごく面白い考察。
新しいテクノロジーが登場する時
昔のものの「置き換え」レベルか
真にイノベーションを起こすのか
を明確に区別して考える訓練。

新サービスを考える時に
振り返って何度も読みたい記事。



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