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『英語のYouTube動画を同時通訳するPlugin「CaptionSpeaker」』~【新しいWeb3ビジネスのアイディアのタネ】・Web3ニュース2022.6.3

今日はTips。
英語のYouTube動画を同時通訳してくれるプラグイン
「CaptionSpeaker」をご紹介します。

■Web3のニュースソースは英語が多い

英語が苦手です。

これまでまったく英語を必要としてこなかったのですが、実際は苦手意識から英語が必要なシーンに接することを避けてきたからでしょう。

そのため本当にまったく英語ができません。

でも、Web3・ブロックチェーンについて調べていくにつれ、英語がどうにも避けがたいということにぶち当たりました。

面白そうなプロジェクトのホワイトペーパーも英語、最新ニュースメディアも英語、Discordも英語、AMAが開かれるTwitter Spaceも英語。

テキストで書かれていればDeepLで訳して読むことはできますが、動画での解説の方がわかりやすいものも多く、YouTube動画が自動翻訳できたらなぁと考えていました。

自分の英語力を上げて聞き取れる・理解できるようになる願望はありますが、まずは実用面で英語の動画からも情報を得られるように。

それを叶えるものがついに登場しました。
Google Chromeの拡張プラグイン「CaptionSpeaker」です。


■CaptionSpeaker

CaptionSpeaker は YouTube で表示される字幕を発話させることで耳から聞くことができるようにするGoogle Chrome用の拡張プラグインです。

↑こちらからダウンロードできます。
Chrome用の拡張プラグインに対応しているBraveブラウザでも使用可能です。

英語でしゃべっているYouTube動画のうち「字幕(CC)」がついているもの、自動生成できるものに限られますが、その英語字幕を日本語に翻訳して読み上げるというかたちで「同時通訳」を実現しています。

使い方も簡単。
拡張プラグインをダウンロード・インストールしたら、ブラウザ右上の拡張プラグインのアイコン「CaptionSpeaker」の「オプション」から簡単な初期設定をするだけ。

Rate(声の速さ)を最大にして話す速さに翻訳をできるだけ追い付かせる

「Rate(声の速さ)」を上記では最大の「2」に変更、
「発話中に元動画の音量を下げる」を「0.2」に変更、
そして「Save」で初期設定は完了です。
※この値は動画によって微調整が必要な場合があります。

「Rate(声の速さ)」を上げるのは、ネイティブな英語のしゃべるスピードに翻訳が追い付かなくなるからです。実際「2」にしても日本語通訳がどんどん遅れズレていく動画も結構あります。

「発話中に元動画の音量を下げる」は文字通り、元の動画の声を小さくしないと英語と日本語の声が被って聞き取れなくなるのを解消する設定です。
「0」にして英語を聞こえなくするととむしろわかりづらくなるのが不思議です。

ピン止めするとアイコンが表示されてON/OFFしやすい

最後に、再びChrome拡張の「CaptionSpeaker」をピン止めしてオン・オフを簡単にできるようにして設定完了です。

オン・オフしないと日本語の動画も含めてすべて日本語で読み上げようとします。必要に応じてオンにする、という使い方になります。


■実際の使い勝手

テキスト字幕を日本語字幕にするのと違い、翻訳された内容を耳で聴けるのはとても大きなメリットがあると感じました。

日本語字幕を目で追いかけていると本編の動画で映されている内容を見逃してしまいますが、音声翻訳なら映像自体を見続けることができます。

ただ翻訳のスピードが「Rate(声の速さ)」を最大にしても追いつかない動画が多く、少しずつ本編と音声の内容がズレていくのは気になりました。

映画の日本語字幕や日本語吹き替えは本編の時間進行にピッタリ合わせてあり、独特の翻訳や要約の技術が足し算されています。通訳さんの同時通訳も要約することでラグが最小限になるようなテクニックが駆使されています。

それらと比べて「CaptionSpeaker」はすべてを要約なしで翻訳してしまうこと、英語と日本語の語順の問題で文末近くまでテキストが出ないと訳せずにラグが広がっていくことなどが要因です。

それでも「CaptionSpeaker」は十分役に立ちます。
日本語にした後の日本語としての言い回しもまぁまぁ自然な印象です。
翻訳の正確さは判断できませんが、映像の内容から推測するにおおむね合っているのかなと感じました。


■まとめ

「CaptionSpeaker」はブラウザのプラグインをインストールするだけで豊富なYouTube動画を同時通訳音声で見ることができる、簡単便利で画期的なツールです。情報を得る手段が広がったことはシンプルにありがたいなと感じました。

より欲を言えば、YouTube動画はアーカイブなので事前に翻訳を済ませたうえで要約技術をはさめばラグが減り違和感が減るはずです。これはプラグインだけでは解決しないのでYouTubeというプラットフォームで技術採用してほしいところです。

さらに欲を言えば、Twitter SpaceやZoom会議などでも使えるようになるといいなと思います。YouTubeはどうしても二次情報になりますし動画の撮影編集が大変なので情報の鮮度が下がりがちです。YouTubeはアーカイブ価値のある情報を見る時に役立ちますが、一次情報が得られるTwitter Spaceが同時通訳される機能があればいいなと思います。

メタバース内でこの機能がつけば言語の壁が相当下がったグローバルコミュニケーションが実現します。むしろリアルに会って話すよりメタバースで話す方が気楽、という需要が生まれそうで、メタバースの普及にも相当役に立つんじゃないかと思います。

Meta社も同時通訳機能を開発中ということなので期待したいところです。

しかしながら、やっぱり英語が自分自身で使えるようになることにも憧れるんですよね。選択肢が思いっきり広がりますし、Web3にフルコミットするには必須条件だとも感じます。

人生で初めて英語が必要になった、のを良いきっかけとして、毎日コツコツ積み上げていこうと思います。あまりにも今ができなさすぎるので伸びしろはMAX!

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