SNS総フォロワー49万人を超えた普通の花屋の生き残り戦略その➅(再現性の壁)
MORIYAというプロポーズ専門&花装飾の花屋を経営している森です。
このシリーズは、普通の花屋がSNSの力を借りて、どのような経営的な影響があったのか、社会的なインパクトをどう生み出したか、SNS活用についてのヒントなどを書き記すものです。
コピペコンテンツはリスキー
今日は、最近TikTokなどで顕著に増えてきた、コンテンツの切り抜き、コピーアカウントについての考察です。TikTokで収益化が始まり、再生数を追いかけたり、或いはアカウントのフォロワーをある程度稼いでから販売しようという目的なのかという思惑も感じられるアカウントたちだなぁっと思ってみていますが、そうでなく、ショートムービーの編集者として、現行のテレビやYouTubeの切り抜きで生きていこうと考えている人がいたら、今すぐ辞めることをおススメします。
コピペ可能なコンテンツは早晩自動化され、大量に生成可能なコンテンツに成り下がるでしょうし、そもそも現行のコンテンツをアップすることがNGになった瞬間アカウントとしての軸が無くなってしまう、生殺与奪を誰かに握られながら活動を続けることは非常にリスクが高いからです。
オリジナルコンテンツで闘え!
まず始めるという観点でやってみることは悪いことではありませんが、もし少しでも結果が出てしまえば、どこで取りやめるのかということを自分で決めることも難しくなるでしょう。であれば、最初からオリジナルコンテンツで闘うことを検討すべきだと思います。
自分の要素から生み出されるコンテンツであれば、職人的に技術を向上することで希少価値を生み出すことも可能ですし、コンテンツとコンテンツを掛け合わせることで希少価値を高めることもできます。
そもそもショートムービーと掛け合わせる段階で、ある程度の希少価値があることを考えると、真剣にコトに当たれば、ある程度の成果を出すことは可能です。僕も普通の人間ですし、中もインフルエンサーも才能や努力もあると思いますが、同様にやっぱりちゃんと人間です。
めんどくさがらない
SNSというと、簡単にできると思って、手を出すとあまり意味のないツールになってしまいます。そもそもの自分のコンテンツが社会のためになるものでなければ、逆に全く日の目を浴びることはなくなります。
今までのメディアであれば、見せ方にお金をかけて、広告にお金をかければある程度の認知を獲得することはできたかもしれませんが、SNSはよくもわるくも多角的な目線で見られることや、動画でいうと、その表情や声色、表現などで多くのことを察することができる分、正直である必要もあります。
だからこそ、目の前にある自分の本業やクリエイティブに対して真正面に向き合って、めんどくさがらないことがとても重要なのです。ツールとは便利グッズではなく、あくまで自分の機能の延長線上にあるという考えを持っていなければなりません。
ただ、逆に言えば、めんどくさがっている人が多いからこそ、しっかりと自分と向き合えば、社会と向き合えば、発信の方法と向き合えば、結果が出やすい状況であることも間違いありません。
SNSもある程度のアルゴリズム理解や、ルール、作法などがあるものの、やっぱり本質的には自分と向き合うことがとても重要なのです。