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何のために資格をとるのか?

今年の4月の情報処理試験で、セキュリティの資格である「情報処理安全確保支援士」の取得を目指して勉強中です。

去年の年末くらいから勉強を初めて、先月は新しい現場に慣れるのに週末も疲れ果てて全然進んでいなかったのですが、

今月から勉強も再開して、徐々に勉強の習慣を取り戻しつつあります。

なんとか元々やり切りたかった部分は終わりまして、これから問題集など2周目にはいったり、いろんな媒体から情報収集をするなど、知識をどんどん吸い付けていくつもりです。

ところで、なんのために資格をとるのか?といったところですが

IT業界にとってはよく論争になるテーマかと思います。

結論から言うと、私の場合「基礎を身に付けるため」です。

IT系の資格って、別になくたって仕事はできるんですよ。

資格を持っている=スキルが高い

というわけではないんですよね。

確かに資格をとるためにはそれなりの知識を詰め込まないといけないのですが、実際の現場で必要とされるスキルってそこまでのものは求められなかったり、

せっかく勉強したこととは違う領域の仕事を対応する、なんてことは往々にしてあります。

そうなると、資格をとったからといって仕事に直結するわけではない、というのがIT業界の特性です。

逆に資格を全く持っていないのですが、めちゃくちゃ仕事もできるし、スキルも高い、って人はそこそこいます。

じゃあ何のためにIT系の資格って必要なの?

といったところですが、私の考える資格試験の位置付けとしては

基礎的なところを網羅するのに適したコンテンツなんです。

例えば私の場合、セキュリティの知識や経験って今までの業務では全く触ってこなかった領域でした。

ですが、社内情シスの立場となった今、セキュリティを知らないってのは仕事にならないくらい重要なものになってきています。

セキュリティを学ばないと!

でも何から手をつけたらいいんだ?

といったときに便利になるのが、資格試験です。

基礎的なところが満遍なく網羅されていて、かつ体系的に学べる。

こんないいコンテンツはないですよね。

もちろん自分の興味ある部分を突き詰めていくやり方でもいいと思います。

ですが、個人的には「基礎」が大事だと思っています。

最新のセキュリティの記事を読んだところで、用語もわからないし、背景もわからない。

なので、頭に入ってこない。

でもこれが基礎がしっかりしていると、用語でつまずかないし、前勉強したところでこんな話もあったな、など背景が自分の知識と結びつけることができます。

どっちがいいかは言わずもがななのですが、後者の状態になるには

地道な努力

これしかないんです。

で、この基礎を身に着けるにはどうすりゃいいの?

ってなると、試験勉強が一番網羅的、かつ体系的に学べるのでオススメです。

なので、私の場合今回の試験でセキュリティの基礎を身に付けることが目的です。

さらにその先には、基礎を身につけて、いろんなセキュリティ関連の情報を感度高くキャッチアップすることが目的です。

資格試験なんて意味ないよ!という意見も聞きますが、資格試験に合格することを目的としてしまってはダメだと思います。

目的を達成するための目標として資格試験を位置付ける。

こうしてキャリアアップしていくのが、IT関連の成り上がりの一つの泥臭いパターンかと思っています。

今週もがんばります。


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