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📘毎週のように姨捨に出向く女。その目的とは……

警部 「アスカさん。あなた、
    先週もここへ来ていた
    そうですね?
    何か……お探し物でも?」

女  「いっ、……いえ。
    違うんです。私はただ……
    田毎の月を見にきていた
    だけなんですッ😧」

警部 「みょうですねぇ。
    この時間では月の角度が
    まだ浅く、田毎には
    ならないはずですがね」

女  「うっ……、
    そ、それは……😰」

ト書き ガタン、カタン……
    ガタン、カタン……
    スイッチバックを終えた
    列車が眼下を駆け抜けてゆく

手前に列車、奥には善光寺だいらの夕景の写真


はい。

ひとつ前の記事で、志賀草津高原ルートをドライブした話を書きました。その続きです。
そのまま湯田中、須坂辺りを経由して姨捨(おばすて)駅へ……
ちょっとドライブ、という距離でもないのですが、田毎の月を見に行ってみることに。
田毎の月とは、小さなそれぞれの田んぼに月が映り込む情景のことで、数々の歌・句に詠まれています。

まさか2週連続で姨捨(おばすて)に出向くことになるとは😅
(先週は列車でとおっただけですが)

駅舎の写真

鬱蒼とした山道の先にある姨捨(おばすて)駅。
夕闇が近づいてくると雰囲気が変わって少しだけ怖い。

駅名標とおむすびの写真

途中の小布施パーキングエリアで買ったおむすびを、ホームのベンチで食べました。
栗おこわ、おいしい。

善光寺だいらの広がる写真

何度来ても素晴らしい。
しばし、姨捨(おばすて)駅のホームからの眺めとスイッチバックを堪能した後、棚田のほうへ移動してみました。

暗くなりきらない空が田んぼに映った写真

棚田の中の細い道をゆっくりと車で進んでいくと、田んぼが次々に夕闇に浮かび上がり、
水の流れる音が涼やかな初夏の夜を印象づけます。

道が狭いため途中で止まれないので、美しい光景を写真に収めることができなかったけれど、
心に焼き付けました。

姨捨(おばすて)の棚田は一枚一枚の田んぼが小さいのが特徴で、1500枚もあるそうです❗️

一応、月が田んぼに映った写真

田毎、にはなってなかったけれど。
もっと月が、高く昇らないとだめなのか。

ゲコゲコ……プクプクプク……
カエルの鳴き声がかわいかったです。