![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/141598029/rectangle_large_type_2_6582435801260e5cbbbbca50d56eab78.jpg?width=800)
📘毎週のように姨捨に出向く女。その目的とは……
警部 「アスカさん。あなた、
先週もここへ来ていた
そうですね?
何か……お探し物でも?」
女 「いっ、……いえ。
違うんです。私はただ……
田毎の月を見にきていた
だけなんですッ😧」
警部 「みょうですねぇ。
この時間では月の角度が
まだ浅く、田毎には
ならないはずですがね」
女 「うっ……、
そ、それは……😰」
ト書き ガタン、カタン……
ガタン、カタン……
スイッチバックを終えた
列車が眼下を駆け抜けてゆく
![手前に列車、奥には善光寺だいらの夕景の写真](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/141601901/picture_pc_c46c20d198ca81fc858b640e2452152c.jpg?width=800)
はい。
ひとつ前の記事で、志賀草津高原ルートをドライブした話を書きました。その続きです。
そのまま湯田中、須坂辺りを経由して姨捨(おばすて)駅へ……
ちょっとドライブ、という距離でもないのですが、田毎の月を見に行ってみることに。
田毎の月とは、小さなそれぞれの田んぼに月が映り込む情景のことで、数々の歌・句に詠まれています。
まさか2週連続で姨捨(おばすて)に出向くことになるとは😅
(先週は列車でとおっただけですが)
![駅舎の写真](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/141604312/picture_pc_94c02e28ff2eec5a63e49f7c62564344.jpg?width=800)
鬱蒼とした山道の先にある姨捨(おばすて)駅。
夕闇が近づいてくると雰囲気が変わって少しだけ怖い。
![駅名標とおむすびの写真](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/141605212/picture_pc_1566e58c61854e0932a8de884f7059d9.jpg?width=800)
途中の小布施パーキングエリアで買ったおむすびを、ホームのベンチで食べました。
栗おこわ、おいしい。
![善光寺だいらの広がる写真](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/141606712/picture_pc_52c478f0e81847df0d3b69e3e2d24cd2.jpg?width=800)
何度来ても素晴らしい。
しばし、姨捨(おばすて)駅のホームからの眺めとスイッチバックを堪能した後、棚田のほうへ移動してみました。
![暗くなりきらない空が田んぼに映った写真](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/141607035/picture_pc_f08cc481d0df42868cd7a7db477a3fc4.jpg?width=800)
棚田の中の細い道をゆっくりと車で進んでいくと、田んぼが次々に夕闇に浮かび上がり、
水の流れる音が涼やかな初夏の夜を印象づけます。
道が狭いため途中で止まれないので、美しい光景を写真に収めることができなかったけれど、
心に焼き付けました。
姨捨(おばすて)の棚田は一枚一枚の田んぼが小さいのが特徴で、1500枚もあるそうです❗️
![一応、月が田んぼに映った写真](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/141609115/picture_pc_bee437f4d7d945b1b326c433e84bcec6.png?width=800)
田毎、にはなってなかったけれど。
もっと月が、高く昇らないとだめなのか。
ゲコゲコ……プクプクプク……
カエルの鳴き声がかわいかったです。