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マーケティングの本

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マーケティングに関する記事まとめ
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「感動」のSTAR(スター)分析:後編

こんにちは、“映画おばけ” です。 企業様の広告コミュニケーションや、 プロモーションを企画したり、 サポートするお仕事をさせて頂いてます。 今回のnoteも、前回に引き続き、 感動の構成要素を整理するフレームワーク 「感動のSTAR(スター)分析」について。 『感動のメカニズム 心を動かす Work&Lifeのつくり方』 前野隆司 著 (講談社現代新書)より引用 前編では、フレームワークの前提となる、 「経験経済」「経験価値マーケティング」について触れました。 後

「感動」のSTAR(スター)分析:前編

こんにちは、“映画おばけ” です。 普段は、企業様の広告コミュニケーションや、 プロモーションを企画したり、サポートするお仕事をさせて頂いてます。 とりわけ、映画や音楽、漫画やアニメといったエンタメ商材に関わることが多い身の上ということもあり。 エンタメ体験にまつわる「面白い」という感覚を科学し、自身の企画のノウハウにフィードバックして体系的な整理をしたいなあと、色々な先行研究を調べています。 この度、前野隆司(まえのたかし)氏の著書『感動のメカニズム 心を動かす W

コロナで思ったことを書こうかなと思ったけどまずは自分の自己紹介から。

カケヒといいます。筧と書いてカケヒ(@kakehi_)です。 家に引きこもり生活も2ヶ月弱。そろそろ重い腰を上げてnoteをそろそろ書いてみるかなと思った次第です。 あまり意味のあることを書けるかわからないので、とりあえず備忘録的に書いていきます(ビールが好きなのでビールの画像を入れ込みました) とはいえ、誰やねんということもあるので、自己紹介からですが、広告代理店につとめて13年目になります。 キャリアとしては、東京の代理店に入ったと思ったら、名古屋支社配属になって

マーケティングコミュニケーションを作るために大事なことを記憶の仕組みから深掘りしてみた。

おはようございます。中村です。 先週書いた記事で、コメントをみたりしながら、色々さらに考えることがあったので備忘録的に残しておきます。 まずは以下の5 x 5 = 25文字をご覧ください。5秒差し上げますので、色とアルファベットの組み合わせを覚えてみてください。 後4秒。 後3秒。 後2秒 後1秒。 はい、おしまいです。 いくつ覚えられましたか? ちなみにチェックまでにPの文字は何回何色がどの場所に出てきましたでしょうか?もしお答えになれた方いらっしゃったら是

有料
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「で、それやったら売れんの?」という愚問

マーケティングを20年やってきて、それなりに、というか、かなり効果測定には向き合ってきた自負があります。 広告やマーケティング効果測定に関する本はだいたい読んだし、大学の先生たちとディスカッションを重ねたこともあります。 宣伝会議の広告効果測定講座や広報効果測定講座でも過去8年以上に渡って延べ1,000人以上の実務家へ問いを投げかけてきましたし、多くの企業で効果測定に関するコンサルティングも手掛けてきました。 その上で、「効果測定」(=マーケティング効果の検証)というテ

行動を誘うデザインパターン集その2

行動経済学や社会心理学、アフォーダンスなど人の行動を誘うようなデザインの事例をまとめました。今回は少し視野を広げて広告やPRなどのプロジェクト的な事例も含んでいます。前回の記事はこちらから オフィスワーカーの運動不足を散歩で解決THE LOST DOGS HOMEというメルボルンにある非営利団体が行なった「保護犬の里親探しキャンペーン」です。 犬を飼うと散歩が必要になりますが、この団体は「犬より実はオフィスワーカーのほうが散歩が必要なのではないか?」と考えます。 そこで

VERYの「見出し」をまとめ続けて”気づいた”こと

なぜ私たちは「VERY」に惹かれるのか? 子供がいなくても誌面を飾る洋服が買えなくても、何故だかVERYは読んでしまう。そんな女性って少なくないはずです。読む価値を安定品質で提供している雑誌。 言うなれば、時代を牽引する”圧倒的存在感”を放つ女性誌。 レガシーメディアで、表現の打ち手が限られている雑誌において、どんな時でも輝いてみえるのはなぜなのでしょう…。 最所さんもたくさんVERYについて発信されていて、この多角的に分析されていますが、個人的にすごいなーーと感じてい

草彅さんの「メルカリしようよ!」はどうやって生まれたの?電通・東畑チームのクリエイティブ裏話【前編】

こんにちは。 メルカリ コピーライターの長嶋太陽です。 2018年11月から、メルカリは新しい広告キャンペーンをスタートしました。 草彅剛さんが投げかける「メルカリしようよ!」という投げかけにポジティブな反響をたくさんいただき、社員一同嬉しく思っています。 2019年1月からは、こんなキャンペーンを実施しました。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。 誰もが一度は目にしたことのある「CM」は、企業のブランディングの中心にあるもの。だからこそデザインとの関連