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マーケティングの本

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2019年5月の記事一覧

宗教から逆算するオンラインサロンのコミュニティ設計と運営戦略(おまけのみ有料)

オンラインサロンに入ってみて半年たったのでコミュニティ設計を考える、というnoteの続きです。 前回のnoteでは参加者目線でコミュニティを類型化してみたのですが、今回は主催者目線でコミュニティをどう設計するのがいいのか?というのを探ってみます。 コミュニティ=中小規模の連帯のある集団とした場合、これってビジネスの顧客集団やお店のファンや常連さんとの小さな輪っかでも同じですよね。 つまり、いわゆるコト消費とかストーリーを作れとかマーケ界隈で叫ばれているアレを、どう仕組み

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【対談シリーズvol.2】資生堂の社員46000人にビジョンに向けた行動指針を浸透させる -不可能を可能にしたワークショップデザインとは?-

ミミクリデザインは2018年、資生堂の全社員46000人に向けたワークショップを開発しました。グローバル共通の行動指針「TRUST8」を、社員ひとりひとりの”自分ごと”にするワークショップはどのようにして生み出され、運営され、作用したのか。資生堂ジャパン株式会社 人事部 部長 田岡 大介さん、株式会社資生堂 人事部 人材・組織開発室 人材・組織開発グループ グループマネージャー 今泉 千春さん、株式会社ミミクリデザイン代表 安斎 勇樹が振り返りました。笑顔満載の対談をお楽しみ

よいKPIを考えるうえで重要なこと

こんにちはHikaru Kashidaです。 表題について、普段から考えていたことを適当に書きました。 1 / Visionaryよく設計されたKPIとは、サービス/プロダクトを作るチームにとって一種の「Vision」になっていなければなりません。 KPIとは「願い」だ そもそもKPIとは何なんだろう?と考える時、僕は「漫画キングダム」のこのシーンを思い浮かべます。 これは、国内屈指の法の専門家とされている李氏に対して、昌文君が「法とは一体何なのだ」と詰め寄ったときに

自然と都市

「アメリカ 大都市の死と生」 この本にはまちの普段が詰まっていて、それをちゃんと形に表してくれています。(かなり読むの大変やけど・・・) その中で、ジェイン・ジェイコブスは都市を自然に例えました。 私たちは都市の生態学を学習しているのだと気がつきました。 (中略) 自然の生態系は「任意の規模の時空間単位内において機能する、化学・生物学的なプロセスで構成される」と定義されます。都市生態系は都市とその密接な依存物において、任意の時点で活動している物理・経済・倫理プロセスでこう

小1起業家 〜900円借金して、コーヒー屋を家庭内起業〜

これは、小1の息子がおこづかいを増やしてポケカを買うためにとった行動が結果的に、彼にとって「数字/お金/仕事」の学びにつながった話です。 1:おこづかい講座小1になった息子はポケモンカードゲームにハマっていました。おこづかいは月に100円。ポケカは強化拡張パックで150円。もっといろんなポケカが欲しい。 どうしたらおこづかい以外で稼げるか悩んでたので、100円払ってもらって「おこづかい講座」を開きました。100円といえば、小1にとってすごく大金なので、それを払うかどうかめ

なぜnoteを書くのか:生態系のなかで、他者の目を通して「自分」を再構成する

noteのアカウントを開設して1ヶ月が経ちました。試しにやってみるかという感覚でしたが、意外と自分の習慣に馴染んできて、サービスとしてとても気に入っています! 研究メモを共有しているワークショップデザイン・ファシリテーションに関するマガジンや、問いのデザイン論に関するマガジンもご好評いただき、研究や執筆を継続するモチベーションにもなっています。 noteが書きたくなるワークショップしかしながら、まだまだnoteの勘所が掴みきれていないところもあるため、先輩ユーザーである臼