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戦略の本

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#マーケティング

『顧客起点の経営』のフレームワークで自社のマーケティングを振り返ってみた

暑い日が続きますが、今年のお盆はいかがお過ごしでしたでしょうか? 僕は、台風や猛暑でなかなか出かける気にもなれず、久しぶりにnoteでも書いてみようとmacbookを立ち上げたところです。 さて、先日、西口 一希さんの新著「企業の『成長の壁』を突破する改革 顧客起点の経営」(以後、『顧客起点の経営』)を読みました。暑さもぶっ飛ぶ面白さでした。そして、「早くこのフレームワークを使ってみたい」という衝動を止められませんでした。 ということで、今回は『顧客起点の経営』で西口さんが

【25歳までに読むべき本】ストーリーとしての競争戦略

おすすめ読者・会社経営に関わりたい ・マーケティングに関心がある ・具体的にやりたいことが見つからない 誰が書いているのか?楠木建(くすのき・けん) 一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授。 戦略の神髄は、思わず人に話したくなるような面白いストーリーにある。多くの事例をもとに「ストーリー」という視点から究極の競争優位をもたらす論理を解明。 何を書いているのか?前半は戦略にストーリーが必要な理由と、優れたストーリーを成立させる3つの要素「ゴール」「コンセプト」「クリティカル

10年経ったけど「ストーリーとしての競争戦略」はまだまだ新鮮

この記事は、2010年8月1日にアップしたものです。ほぼ10年前ですかね。このブログ内で、この本の理論は10年は通用する強度は十分ある、と書いてたけど、果たしてどうだろうか。 僕個人は、今もこの本は年に1度ぐらいは読み直してて、自社の事業や戦略の組み立てにすごく参考にしている。全然10年経っても、まだまだ新鮮だ。 この本は間違いなく、ここ何年かでボクが読んだ企業戦略、事業戦略について書かれたものでは圧倒的に面白かった。経営に携わる人なら絶対に読んで損はないと思う。 今後

優れた戦略をデザインする - ストーリーとしての競争戦略

どうすればもっと良いサービスを作れる? たくさん努力すればできる? 才能があればできる? 【結論】 努力も才能も必要。 しかし最も重要なことは、成功へのストーリーが見えていること。 そして、すべての戦略がそのストーリーの中で展開されること。 ストーリーとしての競争戦略は「成功へのヒント」を教えてくれる本。マーケティングはもちろん、UI デザインにもかなり応用できます。 実践するのは、なかなか大変ですけどね。 優れた戦略にはストーリーがあるすべての戦略がひとつのゴールに向

なぜリクルートは、業界関係なく勝ち続けられるのか?-"リクルート流"営業勝ちパターンの作り方-

本記事は以下のページに移管されました。 https://www.libcon.co.jp/venture/column/doc_0002/

宗教から逆算するオンラインサロンのコミュニティ設計と運営戦略(おまけのみ有料)

オンラインサロンに入ってみて半年たったのでコミュニティ設計を考える、というnoteの続きです。 前回のnoteでは参加者目線でコミュニティを類型化してみたのですが、今回は主催者目線でコミュニティをどう設計するのがいいのか?というのを探ってみます。 コミュニティ=中小規模の連帯のある集団とした場合、これってビジネスの顧客集団やお店のファンや常連さんとの小さな輪っかでも同じですよね。 つまり、いわゆるコト消費とかストーリーを作れとかマーケ界隈で叫ばれているアレを、どう仕組み

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【1時間で分かる】P&G流マーケティングの教科書

2020年5月末でP&Gのブランドマネージャーを退職しました。僕はこのNOTEで、P&Gで非言語的に受け継がれているマーケティングの思考法を、分かりやすい教科書のようにまとめようと思います。本気で読めば1時間かからず読めると思います。が、ちゃんと理解すれば知識レベルとしては本何冊分にもなることをお約束します。さらには、そのマーケティング思考の先に、僕がどんなマーケティングの進化を考えていて、そのために次のチャレンジとしてどんなアクションを取ろうと思っているかも最終章にまとめよ

ナラティブ分析のコツ

マーケティングにおけるナラティブ分析のコツを、6つのポイントにまとめてお話ししたいと思います。ナラティブとは、生活者が語る自分視点の物語のことです。医療や介護、臨床心理、教育など「その人がそう感じる背景や事情」を理解して1人1人に寄り添ったサービスを提供することが望まれる分野で発展したアプローチです。 1. 顧客の声ではなく、その声がどこから来たのかナラティブは顧客自身の物語です。顧客との対話やインタビューを通して、生活で起こったエピソード・実体験を物語ってもらった定性的な

マーケティングのパターン・ランゲージについて

マーケティングの世界でパターンランゲージをつくれないかと考えており、絶賛開発中です。 マーケティングトレースを行う中で、市場創造している優れたマーケターがどんな思考パターンをもっているかを考えてきました。 その思考パターンを可視化して、マーケティングを行う人全員が活用できるようにしたいと考えています。 現状のプロトタイプはこちらです!(ほぼわからないと思うので、この後に解説していきます) 目次 ①パターンランゲージとは何か? ②なぜパターンランゲージがマーケティン

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