ChatGPTを使って【武田信玄】をSWOT分析してみた
SWOT分析にChatGPTは使えるのか?
ChatGPTなどが公開され、AI技術が一般的に利用できるようになってきています。
検索エンジンに代わる技術としてニュースなどでも取り上げられていて、WEB業界への影響は計り知れないと言われています。
それに留まらず、他の業界での有効活用の可能性も高まってきています。
特にリサーチ業務などの資料作成や記事などの文章作成には最適なツールという意見もあります。
ただ、これまでの定型文を組み込んだようなChatBotのイメージが強いので、どこまで使えるのか気になるところでした。
そこで、戦国SWOT®として、武田信玄のSWOT分析にChatGPTを使ってみました。
武田信玄を選んだのは戦国武将の中でも人気が高く、史実から真偽不明の噂話のようなものまで情報が豊富にある点からです。
逸話も多いのでChatGPTの正確性を判断するのには、うってつけの人物かと思います。
ChatGPTの情報から作ったSWOT分析
武田信玄のSWOT分析のために、「強み」「弱み」「機会」「脅威」を抽出する必要があります。
その四点を導き出すために、適切な質問や問いかけをChatGPTに対して行います。
今回は下記の10点について聞いています。
「武田信玄を簡単に説明する」
「武田信玄が日本統一できなかった理由」
「武田信玄と織田信長の違い」
「武田信玄の子どもについて詳しく」
「武田信玄が全国統一をしていたらどうなっていたか」
「武田勝頼が滅びた原因」
「武田信玄の時代背景や特徴」
「武田信玄と家族関係の問題」
「武田信玄と上杉謙信の違い」
「武田信玄と競合関係にあった戦国大名」
上記の質問から作ったSWOT分析は下記です。
使える情報もかなり多いのですが、少し史実と違う部分もありました。
弱みとして資源の不足が出てきている部分は、実際の武田家の窮乏と照らし合わせるととても評価できます。
また脅威として上杉謙信や北条氏康ではなく織田信長としている点や弱みで他の大名からの支持の欠如もリアルな感じがあり面白いです。
良いと思った回答について
「武田信玄を簡単に説明する」に対しての回答はかなり的を得ていると思います。
「武田信玄が日本統一できなかった理由」の回答は秀逸です。
織田信長の存在と死を挙げている点は良いと思います。
また、支持の欠如は面白い視点です。今川領への侵攻以降の事でしょうか。
「武田信玄が全国統一をしていたらどうなっていたか」については、丁寧に断りを入れながらも回答してくれました。
内容的には、かなり曖昧ですが、答えのない質問にも回答する点がすごいです。
一番秀逸だっと思ったのが「武田勝頼が滅びた原因」の回答です。
勝頼を有能な指導者ではあったが、信玄には及ばなかったという評価は非常に正しいと思います。
また、資源の不足による重税を挙げている点が特に良いです。
いまいちだった回答
質問の仕方が悪かったのか、史実とは大きく乖離した回答もありました。
「武田信玄の子どもについて詳しく」に対して、勝頼以外に弟らしき名前が含まれていたり正確性に欠けているように思います。
まとめ
今回は、ChatGPTの性能を試す意味も込めて、武田信玄のSWOT分析をしてみました。
想像以上に使えそうな情報が含まれていたので、ChatGPTの性能の高さに驚きました。
これから更に学習を進めていけば、高性能で高品質な情報を引き出せるようになりそうです。
そうするとリサーチ業務に関する時間を大幅に軽減できそうです。
AIの良さとしては、感情や想いに左右されない点が公平性や正確性に繋がるところではないかと思います。
また、今後特にホワイトカラーなど事務作業については、AIとの住み分けや差別化が求められるようになると思います。
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