【郊外美容師】ヘルプなしマンツーで売上100万をあげるコツ
ここ数年、美容業界でフリーランスという働き方が注目されています。
多くのフリーランス美容師の場合、アシスタントを雇用せず自分1人でお客様を担当する事が多いと思いますが、マンツーマンでヘルプなしで100万円を売り上げる事は一つの目標だと思います。
この記事では郊外で活動する美容師がヘルプなしで100万の売上をあげるためのコツを、横浜市の郊外で実際にマンツーマンで売上100万以上を毎月売り上げている僕の実例を元に解説していきたいと思います。
なぜ「郊外」のという条件を付けたかというと理由は単価です。
今のフリーランス美容師増加の流れは都心中心に起こっています。
フリーランス美容師として活躍されている方は情報発信も活発なので、その活動内容や集客のコツなどの情報にはアクセス可能です。
しかし現状、郊外や地方で美容師をされている方がフリーランスとして独立。そして活動場所も同じ地域の場合、単価は1万円以下の方がほとんどではないでしょうか?
マンツーマンの場合、単価の影響はかなり大きいです。都心だと1万円以上の単価は郊外と比べると比較的取りやすいとは思います。郊外でも理想は少しずつ料金アップできれば理想ですがいきなりは難しいでしょう。僕の単価は7000円くらいです。それでも郊外で1人で100万売上は可能です。もちろん休みもあるし遅くサロン入りしたり昼くらいに切り上げたりもしています。
美容師がヘルプなしで100万を売り上げる方法は一つではありません。
あくまで僕が取り組んでいる一つの方法を知ってもらえればと思います。
まず最初に1人で売上100万をあげるポイントを3つお伝えします。
➀時間の管理が重要
➁客層はなるべく幅広い方がいい
➂来店周期を短縮しすぎない方がいい
この3つになります。では細かく説明していきます。
美容師がヘルプなしで売上100万をあげるコツ
まずはじめに言っておきますが、いわゆる一般的な美容室(スタイリストとアシスタントが在籍している)で働いている美容師さんが売上を100万円達成するのとマンツーマンスタイル。つまりアシスタントを使わずに100万円の売上をあげるのは全く別の思考や視点になります。アシスタントにヘルプをしてもらって月に200万の売上があるスタイリストでもマンツーマンで毎月100万の売上をキープするのは難しいでしょう。
よくある美容室での売上ミーティングで議題に上がるのは以下のような項目
・来客数を増やす
・単価を上げる
・リピート率を上げる
・来店周期を短縮させる
・時間単価を上げる
これらの事がほとんどだと思いますが、ヘルプなしで100万を毎月売り上げる為には上記のような項目はあまり重要ではありません。
一般的な美容師さんはお客様に何を買ってもらっていますか?
おそらく技術とサービスや商品ですよね?
では、僕たちのようなマンツーマンでサロンワークをしている美容師はお客様に何を買ってもらっていると思いますか?
それは時間です。
いかにして自分の持っている時間をお客様に効率よく買ってもらえるか?
この意識がヘルプなしで売上100万をキープするために非常に重要なのです。
あなたが働く環境はヘルプなしで売上100万あげるのに最適か?
そしてもう1つとても重要なこと。それは働く環境です。
環境、または条件が最適ではないとそもそもヘルプなしのマンツーマンで売上100万を上げる意味がないと思います。例えば以下のようなものです。
雇用形態は最適か?
まずは雇用形態ですが、正社員雇用の元でヘルプなしでの業務はあまり向いているとは思えません。正社員形態サロンはアシスタントも雇用してチーム性でサロンワークを行う方が利益は出しやすいでしょう。
ヘルプなしのマンツーマンスタイルに向いているのは業務委託、またはフリーランス美容師として活躍するのが最適だと思います。
1人オーナーサロンの場合も、少しテーマとズレますが僕は最適だと思いません。
住居兼店舗ならリスクは少ないですが、単独店舗ならシェアサロンを利用した方が経費のリスクを分散させる事ができます。これからの時代は1人サロンのオーナーとしての独立は避けるべき選択だと僕は考えます。
見合った報酬は得られるか?
美容師がヘルプなしで毎月100万を売り上げるのは簡単な事ではありません。
なのでその実績に見合った報酬を得られる環境での業務を選んだ方が良いでしょう。
集客(広告費)、または材料費やカード決済手数料などの経費バランスもありますが、最低でも40%以上はバックしてもらえる契約が良いと思います。
3つのポイント
では、実際に美容師がヘルプなしで100万売り上げるための具体的なポイントを3つお伝えしていきます。
➀時間(予約)の管理が重要
先ほども伝えましたがマンツーマンスタイルの美容師さんはお客様に時間を購入して頂く意識を持って下さい。(僕の場合はカット1時間、カットカラーとカットパーマで2時間です)
基本的にはお客様を掛け持ちはせずに、常に担当するお客様は1人です。
例えば、あなたが持っている水曜日の13時から15時の2時間はたった1人のお客様しか購入する事ができません。つまり、その時間に予約を受けた時点であなたのその時間は「売り切れ」の状態なのです。
お客様には他の時間を購入して頂く必要があります。
そして、予約の取り方ですが理想は朝から隙間時間の無いように詰めて予約を入れていければ良いですが、飛び石で予約を入れる場合はしっかり間の時間にお客様1人分の枠を確保する事が大切です。予約と予約の間に30分の隙間時間が出来てしまうと非効率です。
その点を踏まえるとネット予約はヘルプなしで100万売上のツールとしてはあまり効果的ではありません。しかし予約確約の作業効率は上がるのでメリットもあります。ネット予約に関しては好みの判断で良いと思います。
➁客層はなるべく幅広い方がいい
時間の管理を理解して貰ったら次はどのように一日通してあなたの時間を購入してもらうか?について解説します。
私が意識している事は「客層」です。
どういう事かと言いますと、マンツーマンの場合は同じ時間を複数のお客様に購入して頂く事は出来ません。なので、時間帯。曜日。季節を通してあなたの時間をまんべんなく販売する為にはそれぞれの時間に行動可能な顧客を確保する必要があります。
例えば、顧客のタイプがOLさんメインだと平日の午前中から夕方にかけての予約が入りにくくなるはずです。OLさんの行動可能時間の平日の夕方と土日をメイン稼働時間とすると売上100万には届かないでしょう。
なので、平日午前中に行動可能な主婦やママさん層、平日午後行動可能な大学生やミドルからシルバーの層。平日夕方や土日行動可能なOLさんやメンズ層といった幅広い客層を顧客に持つ事ができれば予約を分散させる事が可能になり比較的容易に売上100万を達成する事ができるはずです。
➂来店周期を短縮しすぎない方がいい
3つ目は来店周期についてです。美容師にとってお客様の来店周期は短い方が良いと考えるのは正解です。しかしマンツーマンで売上100万をあげる!と考えるとどうでしょうか?
すでにマンツーマンで仕事をしている美容師さんならわかると思いますが、ある程度マンツーマンスタイルで売上が増加してきた美容師さんの場合、予約のお断りが多発します。
これは顧客数に関係してくるのですが、マンツーマンの場合は総顧客数に上限があります。ヘルプに入ってもらいながらサロンワークをこなすのであれば総顧客数に上限はありません。ヘルプの人数を増やせば対応できる顧客の人数を増やす事ができるからです。
総顧客数を増やす目的は失客した時のリスク分散です。少ない顧客数で短い来店サイクルと高単価での業務では各月売上にばらつきが出ます。常に安定して100万を売り上げる為には顧客数は増やした方が良いでしょう。
マンツーマンスタイルで、総顧客数を増やす方法は以下のようなもの。
A.来店周期を短縮させすぎない。
B.労働時間(受付時間)を増やす。
C.施術時間を短縮して時間単価を上げる。
この3つで僕がおすすめするのはAです。BCは身体への負担が大きいからです。
そもそもマンツーマンで美容師をしたいと思う美容師さんは時間的拘束からの解放を目的にしてる人も多いのではないでしょうか?
その意味では、顧客1人の来店周期を短縮させすぎず売上を安定させて自分の時間も確保する方がより良いワークライフバランスを保てると思います。
最大売上の上限がどのくらいなのか
上記に挙げた美容師がヘルプなしで100万売り上げる3つのポイントの他に補足でいくつか述べていきます。
まず、「最大売上の上限がどのくらいなのか」を明確に把握した方が良いです。
それはメニューの料金、施術時間、稼働時間。これらを掛け合わせた時に月間で売上の上限がいくらなのかを把握する。もしくは設定する事が重要です。
もし売上目標が100万であれば、上限売上を120%くらいに設定するのが良いでしょう。
カットカラー12000円(2時間)×4人=1日8時間で4.8万円
4.8万×26日営業=124万円
ざっくり例えるとこんな感じです。
このくらいの設定だと予約が入らない時間があっても100万は売り上げる事ができるでしょう。
単価や時間単価、一日の稼働時間や休日を自分の希望に合わせて設定して上限売上を125万くらいに設定できるようにしてみて下さい。
そのくらいの設定にしておいても必ず空き時間は出来るので、その時間をランチタイムにしたり買い物したりスタバにでも行って休憩やSNS、ブログ活動に当てる事が可能です。
集客は自分でできるか?
では次に稼働時間と空き時間のバランスですが、空き時間が多すぎると当然ですが目標をクリアする事ができません。
そこで必要なのが空き時間を埋めるための営業活動が必須になってきます。
あなたは集客を会社などに頼らず自分で出来ていますか?マンツーマンの美容師さん特にフリーランスの美容師さんであれば集客を自分で出来ないと売上を伸ばす事は出来ません。
業務委託のサロンで働いている美容師さんから受ける相談で多いのが、会社が集客をしてくれているが新規向けのクーポンが格安なので時間単価が下がり売上が上がらない。
という相談です。しかしこれは当然ですよね?
人に集客を任せれば単価は下がります。逆に自分で集客出来れば単価を下げずに売上を伸ばす事が出来るはずです。
あなたの大切な時間を安売りしない為にも集客は自分で行うことを心がけましょう。
自分で集客する具体的な方法はSNSやブログで情報を発信する。プライベートで自己紹介をする機会を増やして集客に繋げる。そして最も効果的な集客方法はあなたも知っている通り「紹介」です。効果的なのはコミュニティにたくさん属して知り合いを増やすこと!まずは知り合いを増やさないと自力での集客は厳しいと思います。
これらの事を常に意識すれば必ず目標クリア出来るでしょう!
将来のビジョンはあるか?
最後に将来のビジョンについてお話しします。
マンツーマンで美容師をやっている方、またはこれからフリーランスの美容師として独立を考えている美容師さん。
少なからず将来の不安もあると思います。しかしそれは美容師に限ったことではありません。たとえ大企業に勤めていても終身雇用はすでに崩壊しています。例えば、あなたの美容師寿命と今いるサロンの寿命はどちらが長いですか?
これからの時代を楽しみながらモチベーションを維持してあなたらしいライフワークを送っていくには、やってみたいと思ったら行動を起こせば問題ないです。
行動を起こせば問題が発生するでしょう。しかしまた行動を起こせば問題は解決します。
フリーランス美容師、またはマンツーマンスタイルでの美容師はおそらく通過点です。
真剣に取り組めば将来のビジョンは自然と見えてくると思います。
まとめると
最後にもう一度。
美容師がヘルプなしで、つまりマンツーマンで月に100万を売り上げる3つのポイントは
➀時間の管理が重要
➁客層はなるべく幅広い方がいい
➂来店周期を短縮しすぎない方がいい
です。
これからは美容師に限らず、様々な業界でワークスタイルの多様性が生まれると言われています。
そのほんの1つの例として、フリーランス美容師。もしくはマンツーマン美容師が売上を上げるコツを紹介しました。
是非、参考にしてみて下さい。
もし、質問等ございましたらお気軽にお寄せ下さい!
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