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近道なんてない

こんばんは、森本といいます。福岡で民間の学童保育を運営しているヤツです。

なんとなく今の気持ちを残しておきたいなと思ったので、ハイボール片手にPCをカタカタし始めました。

軽井沢まで行ってきました

昨日、長野県の軽井沢まで行ってきました。風越学園という学校の見学です。

https://kazakoshi.ed.jp


佐賀から、高速バス⇒飛行機⇒特急⇒新幹線⇒レンタカーを乗り継ぎ、帰りは加えてモノレールと地下鉄まで加わる始末。乗り物好きなら歓喜しているでしょう。


わざわざそんな遠くまで何を観に行ったのかというと、探究的な授業の実践について最先端の現場で見て来るためでした。

その内容の詳細を紹介することが今日の主旨ではないので、詳細の記述は避けますが、自分の日々の仕事にも転用できる学びを持ち帰ることができた感じがしています。

腹落ちした自分なりの答え

そもそも、自分は元々民間の教育現場を歩んできていて、幼児・小学生の基礎学習指導の経験しかなかった人間です。

去年くらいから、探究学習という考え方に出会い今に至ります。

至った背景としては、ひとつは組織の方向性の変化。もうひとつは、自分自身の教育観や子育て観のアップデートです。

「もうただ正確に答えを出せるだけの教育をしていてもダメだよね」

という強烈な課題意識です。

そこから探究学習について学び、アフタースクールの子どもたち相手に実践を繰り返すのですが、まあうまくいかない。

何をしたらいいか分からないし、やっていても自分たちがやろうとしていることがどうなのか評価ができません。

この1年は悩みに悩むことの連続で、メンタルがやばいなって時期も正直あった気がします。同僚からは顔が死んでたと言われます。

それくらいどこに続くか分からないトンネルを歩き続けている感覚だったんですね。

でも、目の前に子どもたちはいるし、逃げるわけにはいかないから、学んで試しての繰り返し。その中で、ある時ふと思います。

「そもそも、自分が正解だそうとしてない?」

子どもたちには、自己選択・自己決定を大事にしようと言っていたり、保護者の方に探究することがいかに大事かを伝えている自分が、一番正解出そうとしてない?

”探究学習ってこうやればいいんだ”という「How」を探している時点で多分間違っていて、その過程そのものが探究だし、探究するという姿勢そのものや自分自身の在り方の探究なんです。

そう考えられるようになってから、試行錯誤することを楽しめている気がします。悩んでいる自分を受け止められることができるようになった気がします。

みんな悩んでる

話を軽井沢に戻します。風越学園に行って感じたのは、子どもたちの姿は普段接している子どもたちと何か特別違うことはないなと思いました。

ただ、どの子もむちゃくちゃイキイキしてるようには見えました。

そして僕が何よりの収穫だなと思ったのは、そこで働く熟練のスタッフの方々もみんな同じように悩んでいるということでした。

同じように頭を抱えて、同じようにうまくいかなくて嘆いていて、同じようにもがいていました。

正直すっごく安心しました。同時に、近道なんてどこにもないんだなと確認できました。


、、、

整理すると、今メタ的に自分の状況を整理できていることが自分の1年間の成長なんだととらえています。

多分1年前だと分からないことが多すぎて、まともな振り返りができる状況ではなかったと思います。

僕は今、福岡からおもしろい教育を届けていくために、アフタースクール運営を軸にお仕事をしています。

多分これからもカリキュラム作りでは苦労の連続でしょうが、探究の道を楽しんで行きたいなぁと思います。

週末どっぷり学んだ、今の気持ちの整理として残しておきます。

では、また!

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