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読書日記

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2023年1月の記事一覧

【読書感想】ヴォネガットファン必読書ーー『読者に憐れみを』を読んで

カート・ヴォネガット スザンヌ・マッコーネル著 金原瑞人 石田文子訳 フィルムアート社 …

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【読書感想】脳と身体の関係ーー伊藤亜紗著『体はゆく』を読んで

伊藤亜紗著 文藝春秋 2022年出版  伊藤亜紗さんの本は毎回新刊が出るとすぐに購入する。こ…

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【読書感想】アメリカの女性たちーー『自分で「始めた」女たち』を読んで

グレース・ボニー著 月谷真紀訳 海と月社 2019年出版  Twitterで流れてきて、面白そうだ…

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【読書感想】シンプルな料理ーーウー・ウェン著『10品を繰り返し作りましょう』を読…

ウー・ウェン著 大和書房 2022年出版  ウー・ウェンさんの本、よさそうだから購入した。 …

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【読書感想】文章力も料理の腕も憧れるーー高山なおみ著『日々ごはん1』を読んで

高山なおみ著 アノニマ・スタジオ 2004年出版  私が高山なおみさんをはじめて知ったのは、…

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【読書感想】少子化が問題になった小説ーーイ・ヒヨン著『ペイント』を読んで

イ・ヒヨン著 小山内園子訳 イースト・プレス 2021年出版  図書館に行くと、韓国文学のコ…

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【読書感想】男性が主人公のほのぼの小説ーー吉田篤弘著『それからはスープのことばかり考えて暮らした』を読んで

吉田篤弘 中公文庫 2009年出版  なぜか「クラフト・エヴィング商曾」という名前をずっと前から知ってて、でもそれが何なのか知らなくて、このお方は本の装幀をやっている人だと思っていたが、小説も執筆するということを知って、本を読んでみようと思った。  この本、すっごく良かった。今年の読書はじめとしては、この本選んで、幸先良い予感。とにかく、小説全体に流れる雰囲気がとてもよい。  男性の主人公で、ちょうど仕事を辞めたばかりで失業している。安い家賃のとこに引っ越した街で、サン

【読書感想】エシカル・ビジネスについて考えるーー白木夏子著『ファッションの仕事で…

白木夏子 ちくまプリマー新書 2021年出版  bunkamuraにマリー・クワント展を見にいったら…

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【読書感想】大作の続きを読むーー恩田陸著『祝祭と予感』を読んで

恩田陸著 幻冬舎 2019年出版  入院してた時に、本屋で『蜜蜂と遠雷』を上下巻を買って読ん…

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【読書感想】今必要とされていることーー細川英雄著『対話をデザインする』を読んで

細川英雄著 ちくま新書 2019年出版  タイトル見た時から気になっていて、これから読む本リ…

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【読書感想】大好きな作家の短編集に浸る――『カート・ヴォネガット全短篇2』を読ん…

カート・ヴォネガット 大森望監修 早川書房 2018年出版  最寄りの図書館の新刊のコーナー…

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【読書感想】母の若いころーー犬養道子著『幸福のリアリズム』を読んで

 犬養道子 中公文庫 1984年出版  私の母は、若いころ犬養道子のエッセイにはまっていたら…

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【読書感想】作家の力量を知るーー小川洋子『不時着する流星たち』を読んで

小川洋子 角川文庫 2017年出版  ブックオフでまとめて小川洋子の本を買ってあって、持ち運…

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