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自意識過剰

小学生の頃からなぜか「かわいいもの」を身に付けることが苦手だった。

女の子らしいフリルの付いた洋服、かわいい動物がプリントされた文房具、キャラクターのストラップなどそういったものが嫌いなのではなく、「身に付けてるじぶんを見られること」が恥ずかしかったのだと記憶してる。

どこかで、「わたしなんか」って卑下してたのかもしれない。わたしなんかがかわいいものを身に付けるなんて恐れ多い、なんて謙遜するかのように。

実は今も毎日のように感じては、こういう服着てみたかったからチャレンジしてみようかなと思いつつ、言い訳ばかりが浮かんでくる。


アラサーにもなると、服装にしても大人っぽいものを好むようになる(と思う)。

一般的なアラサー女子はダイヤの華奢なネックレスをしてて、指輪は最低でも2個はつけていて、髪の毛は綺麗に結ってあるか、スタイリング剤でウェッティになっていたりもする。そしてヒールを履き香水を漂わせながら東京のお洒落な街を我が物顔で闊歩するのだ。

そういったことを自分がするのは気が引けるというか、変じゃないかな?似合うかな?といちいち気にする。自意識過剰に他人にどう見られるかをやたら考える。

4月まで所属していた部署での服装に規定はなかったが、異動した部署ではオフィスカジュアルが規定とされている。しかしオフィスに縁のなかった私は、カジュアルな服しか持ち合わせて居なかった為、大枚を叩いて一式揃えてみた。(いちいち高かった)

ドキドキしながらの買い物、そしてそれを着ての出勤で毎日冷や汗ものだったが、これは、、、一般的なアラサー女子風なのでは!?とイメチェンに胸が高鳴った。

オフィスカジュアルな服装に抵抗があるものの、郷に入れば郷に従え、馴染む日が来るだろうか。

昔からの癖である、「わたしなんかがこんな服着て大丈夫なのかしら」なんて思わずに、堂々と年相応の格好をして、引目を感じることなく好きなものを身につけて生きていきたい29歳9ヶ月。

まだまだ成長中。


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