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もるげん春の積読祭り! in 2024年

例年より足の遅い桜が咲き、散り始めた今日この頃。
いよいよ春爛漫の心地です。
日々の変わり目であり、出会いと別れの季節。
そんなイベントの多い春ですが、もう一つ大きな祭りがあります。

そう。

春の積読祭りですね!!!

というわけで、今日はもるげんが積読している本たちをどんどん紹介していこう、という試みです。
多くの読書家がそうであるように、自分も「読むスピード<<<買うスピード」という不均衡のために、家には読んでいない本がどんどん積んでしまっているのです。
そんな積んでしまっている本たちの中から、選りすぐりの数冊を紹介していきます。
そんで、また半年くらいしたら同じことをして、どれだけ読んだか、どれだけ積読が増えたかを報告しようと思います。

予め言っておきますが、ここで紹介している本はどれも文字通り、「ほとんど読んでない」です。
棚に並んでいるときに立ち読みくらいはしていますが、そのときの内容なんて「おもしろそう!」くらいの印象でしか残っておらず、すべては忘却の彼方です。
これらの本が面白くなくても責任はとれません。
しかし、きっと面白はずです。そのはずです。間違いないはずです!

また、今回紹介するのは私の積読のごく一部です。
職場の積読を合わせると、50冊くらいになるんじゃないかな、と思います。
こうやって紹介して、自分のケツを叩いてどんどん読んでいこう、っていうつもりです。

注意書きはこんなところにしておきまして、1冊目から紹介していきましょう。

日本酒学 

一冊目は「日本酒学 酒がもっと旨くなる!」です。
洋泉社 新書yより、日本醸造協会 が監修、著となっています。

この本を買ったのはもうずいぶん昔(たぶん2018前後)、大学卒業くらいだったと思います。
もうね、あおりを見ていただいて分かる通り、「日本酒でマウントとりてぇ~~」という邪な感情がひしひしと感じられる選書です。
いえ、日本酒が好きなのは本当です。
ですが、やはり酒の場でうんちくを披露し「う~~ん、やはり大吟醸はいいね~~」とか「歩合の比率が絶妙だねえ」などと通ぶりたいのはオタクの性というものです。

しかし、そんな買った人間の低俗さとは裏腹に、本書は特定の著者ではなく、協会が監修を負っています。
これは中身、ガチガチです。間違いなく、いぶし銀な一冊です。
その割にはあまり厚くなくてサクッと読めそうで手軽に読めてしまいそうです。

恐らく日本酒について最初に学ぶべきことを学べる、初学者向けの本であり、日本酒マウント取る人のための一冊と言えましょう。

ドーパミン中毒

2冊目は「ドーパミン中毒」です。
アンナ・レンブケ著、新潮新書からの一冊です。

Twitter(現X)やSNS、動画などでたびたび話題になる本なのでとりあえず買いました。
こういう流行にはやっぱり乗っておくのがいいかなと。
売れる本には売れるだけの理由がありますしね。

それはそれとして、SNSやゲームの中毒性は身をしみて感じており、仕事柄依存症などの問題にも注目していますので、本書は気になっていました。
ほんと、Twitterをやめることができれば、どれだけの生産性が向上されることやら……。
私の生活を救ってくれるものと期待しております。

射精道

もはや説明不要。
射精道」。今井伸・著の一冊です。光文社新書から出版されてます。

題名と煽りを見て買わずにいられますかね?
いわんや、というもの。
しかしながら、我々は射精について知らなさすぎる。
男性の多くはそれこそ毎日のようにするこの行いについて、”道”があることに気付いていない。
この本はそんな射精の奥深さを味わえる一冊なのだ。

それはそれとして、自慰行為とかは未だにタブー視され、自慰することを忌避する人も多いと聞きます。
正しい射精の知識を伝えるため、まさに”セイ人”が”タチ”上がったわけですね。

ピダハン

これは文化人類学、言語学、認知科学、宗教、人を問う一冊である。
ピダハン。ダニエル・L・エヴェレット著。安心と安定のみすず書房から。

実は本著、まったくの未見ではありません。
こちらの記事で書いたように、ゆる言語学ラジオの中で水野さんが語っていたのを聞いて「面白そうだな」と買いました。

しかし分厚い。いわゆる骨太本。読むのには骨が折れそうだ。
それでも今最も読みたい本の一冊である。
前述の記事で書いた通り、自分はいま文化人類学を学びたいと思っている。
そのとっかかりとして、この本から読んでみよう、というわけだ。

いや、もっと取っかかりやすい本があるのでは……?
そうは思いながらも、半年後、読めたかどうか楽しみであります。

日本書紀

最後はこちら。その独特の色合いの背表紙を何度見たことか。
岩波文庫より、「日本書紀」全五巻である。

流石にこれは読みたい積読ではない。
置いておきたい積読である。
積読は置いておくだけでも効果があると言われている。
様々な効果があるが、自分はこの中に「置いておく教養」としての側面があるのではと考えている。

知識というのは確かに自分の中に取り込み、熟成させ活用することに意味がある。そのことに現代は躍起になっている。
けれど、人間生きているうちにすべての知識を手にすることはどだい不可能なのである。
逆にすべての知識を手に入れようとすれば、活躍の機会を逸することになるだろう。
この中間のあたりで、適度なインプットとアウトプットが求められるわけだ。

置いておく教養とは、「いざとなれば引用できるように傍に置く」ということだ。
日本書紀や古典的な名著は、その本に触れなくても引用などを介してその外観を知っていることが多い。
もちろん、実物に触れることは何よりも大事な学びである。同時に、その知識にいつでもアクセスできるようにする、というのも重要である。
いわば、知識の貯金であり、長期投資と言ってもいいだろう。
すぐには使わないが、ゆくゆくは膨らんで還元してくれる。
積読の中にはそういう類のものもあるのだ。

そういう言い訳がないと、全部読めないからね。
まあ、どこかで軽く目を通しておきたいところであります……。

祭りのあとに

今日のチャレンジャーたち

我が本棚から積読になっていた本たちをこうやって紹介してみました。
この記事を書くために「どの本にしようかな」と考える時間が思いのほか楽しかったので、またやっていきたいと思います。
そして、次回はこの中から何冊読めたかも含め、今度は小説や精神科の本も紹介していきます。

次回の祭りもお楽しみに!

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