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宮城旅行 2日目 (2024/02/02)

久しぶりの早起き

宮城旅行の2日目の記録です。さて、読者の皆さんも朝食付きの宿に泊まったことがあるならばご存じだろうが、宿の朝食は早い。いや、朝食って「朝」の食事なんだから当たり前でしょうと言われてしまえばそれまでだが、午前中であればたとえ11時半であろうと朝だという認識を持っている自分からしてみれば、7時45分は活動停止時間のはずである。そんな活動停止時間に朝食をとるため、眠い目をこすりながら昨晩のバイキング会場へ。
1日目の記録に書いた通り、今回宿泊した「鳴子ホテル」は全てにおいてクオリティが高いため、朝食も抜群に美味だった。さらに、昨晩は暗くて見えなかった外の景色も朝日に照らされて見渡すことができるので、全面ガラス張りのバイキング会場はそのポテンシャルを余すことなく発揮していた。さらにさらに、昨晩の寒さで町には雪が降っていたらしく、暖かい室内で雪景色を楽しみながら最高の朝食を楽しむという、関東勢には中々にできない体験をすることができた。

いざ、仙台へ。

宿で朝食をとった後は、若干の名残惜しさもありながら高速バスで仙台へ。仙台までは1時間40分とこれまたやや長めだったが、話していればあっという間に到着。仙台に到着してから気づく。仙台も寒い。正直、鳴子温泉郷はものすごく寒いけど仙台はそうでもない、というか東京と同じくらいだと勝手に思っていたのだが、普通に寒い。気温が常に氷点下近辺を変動している。
仙台に着いてから最初にしたことは、もちろん宿に荷物を預ける一択である。旅行に際してどれだけ荷物を少なくしても、結局はそれなりに重量があるわけで、これをチェックインに先立って預けることができるのは大変ありがたいことである。そんな「重さ」からの解放によってフルパワー、100パーセント、人間として真の力を発揮できるようになった一行は、観光に行こう、とその前に。腹が減っては戦はできないので、仙台駅周辺で昼食をとることに。

仙台かき徳

昼食は「仙台かき徳」で。
ここのカキフライがとんでもなく美味しい。というか、実は牡蠣を食べたのは人生で初めてだったのだが、初めてでも分かる、この牡蠣をスタンダードだと思っちゃダメだ感。その根拠としては、カキフライの一口目は牡蠣に到達しなかったために衣だけを食べる形になってしまったのだが、まず衣が美味すぎる。これまで、揚げ物で衣が美味いと思ったことなんてない。
カキフライ定食(大)を注文したので胃もたれが懸念されたが、驚くほどの美味しさと、最後は大量のキャベツを頬張ることにより完食。牡蠣は食べたいけど生牡蠣はちょっと…という人や、美味しいカキフライが食べたいという人は、ぜひ仙台かき徳に足を運んでみると良い。仙台駅から徒歩15分ほど。

仙台うみの杜水族館

お腹が満たされた一行は、いよいよ動き出す。記念すべき1つ目の観光は「仙台うみの杜水族館」で。仙台駅から仙石線に乗って中野栄駅で下車後、シャトルバスに乗ることで到着する。1時間もかからないのでアクセスは中々に良い。まず仙石線に乗り中野栄駅に着いて視認したのは、焼肉きんぐとかっぱ寿司である。おそらく、この2つがあれば外食に困ることはないだろう。続いてシャトルバスに乗り水族館に着いて視認したのは、大学のキャンパスかってくらい広くて綺麗な敷地に広がる公園と水族館の建物。思わず遊具で遊びそうになった。
とうとう水族館に入って視認したのは、VTuberとのコラボが実施されている旨を宣伝する広告映像である。VTuberの存在は社会に広く認識されてきているということなのだろう。内装については、外装からなんとなく予想はついていたが、綺麗だった。最近できたのかってくらいに。入館してからチケットを見せてゲートを潜ると、そこには水の世界が広がっていた。というか、外装から予想した内装から予想していた綺麗よりも綺麗だった。終始、綺麗とか映えるってワードが頭から離れないくらいに作り込まれており、これまで訪れた水族館の中ではトップレベルで芸術性に富んでいた。この水族館の内装を考えた人は有名なアーティストなのだろうか。それだけでなく、壁や床に傷ほこりが見当たらない点からして、スタッフの働きぶりにも感嘆させられる。1日目の鳴子温泉郷に続いて、仙台へ旅行に行こうと思っている人は、ぜひ仙台うみの杜水族館にも足を運んでみてほしい。

独眼竜政宗

仙台うみの杜水族館を後にした一行は、そのまま仙台城跡に向かうべく仙台駅に戻り、今度は地下鉄で国際センター駅へ。国際センターってなんだろう、と疑問に思いつつも、特にその辺の知的好奇心を満たすためにGoogle検索を使用することもなく目的地へと歩みを進める。時刻にして17時ごろだったので、いよいよ日没かという時間帯だったのだが、道中が中々に怖い。もしこれが夜中で誰もいないシチュエーションであれば、なんらかの怪異現象に出くわすのではないかと思わざるを得なかった。聞くところによると、仙台城跡に向かう最短ルートが過去の地震によって崩れてしまい、歩行者は通行可能だが車は通行止めになっているらしく、道中、いかにも壊れちゃいましたって部分が見えたりしてなんか怖い。しかし、しばらくすると標高も上がってきて仙台駅周辺を一望できる地点に到達し、そこからは城壁に沿って伊達政宗の像に向かうだけなので、登山の後半はむしろワクワクする。
そして、駅から20分以上歩いてようやく仙台城跡に到着。伊達政宗の像は映像で見たことある以上に迫力があって立派、日没だったこともあって景色もエモーショナルで、像もライトアップされていた。思う存分、戦国時代の武将と写真を撮ってから、既に閉まっている城跡周辺を散歩し、いよいよ寒さに耐えかねたところで下山。観光時間こそ短かったものの、政宗像を見ることができて満足。国際センター駅から仙台駅に戻る。ちなみに国際センターは、名前の通り国際的な交流ができる会場のことで、大規模な会議や展示会を開催するための場所だそう。もし自分が理系だったなら知っていたかも知れないが、また一つ知識が増えたのは素直に喜んでおこう。

五臓六腑

夕飯は「五臓六腑」で。
この店では牛タンのしゃぶしゃぶをいただくことができる。そして、とんでもなく美味しい。牛タンでしゃぶしゃぶをするのは初めてだったが、お米いらずのヘルシーさと、野菜も含めとにかく「新鮮」さを感じる味わいだった。それもそのはず、事前に「仙台」「しゃぶしゃぶ」「牛タン」で調べたときに、この五臓六腑はトップレベルの評価だったのだ。一番スタンダードなメニュー「牛タンしゃぶしゃぶ」は4,000円ほどで庶民にもお求めやすい価格となっているので、こちらも仙台旅行の食事処としておすすめしたい。仙台駅から徒歩15分ほど。

大満足で晩酌、就寝。

1日目に続いて大変充実した2日目の余韻に浸りながら、ホテルの部屋で晩酌をする。お酒のつまみはシュークリームとポテチ。TVにはYouTubeを映しながら完璧な晩酌を決める。明日が最終日という、あまり考えたくない現実が頭の片隅に棲んでいたことは否定しないが、それでも今のところ計画以上に上手く旅行が遂行されていることに大満足しながら就寝。

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