つらいときは花を眺めるだけでも…|本の紹介#10
本当に無気力で何もしたくないとき。
なぜか理由もなく悲しいとき。
ありませんか?ありますよね。
わたしは生理前とか、ドーンと落ち込みます。
わけもなく、急にやってくる憂鬱。
好きな本を読む気力もないし、
できることなら一日横たわっていたい。
風にあたってひらひらとしている洗濯物を本気でうらやましく思う。
そんなとき、読む(眺める)本がこちら。
ブーケとリース | 平井 かずみ |本 | 通販 | Amazon
ここに写る植物たちは、ため息が出るほど美しい。そして、はかない。
華やかなブーケは美しいけれど、
心が落ち込んでいるときは、その華やかさに負けてしまう。
自分がより一層、暗く悲しく思えてしまう。
でも、平井さんのブーケは、
静かでピュアで繊細で優しくて、
沈んだ心に寄り添ってくれる。
それは、
平井さんがブーケを特別なものではなく、
日常の一部として提案をしているから。
少女が庭で摘んだ花をイメージさせるブーケ。
可愛さと美しさ、儚さを併せ持ったブーケは、
平井さんにしか作れない世界。
眺めているだけで、
心の奥底を少しづつ少しづつ温めてくれます。
心ゆくまで眺めていると、心がふわっと軽くなる瞬間がやってきます。
ものすごい元気が出るわけではないけれど、
「自分は自分でいいんだ」
と、安心感をもらえます。
わたしは、何度この本に救われたことか。
やる気や元気のないときほど
「がんばって」はつらい。
この本は、無言で「大丈夫だよ」と語りかけてくれます。
もしも、今、
つらい状況にいるならば、ぱらぱらとページをめくってみてください。
少しでも心が軽くなりますように。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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