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初参加!コミティア148で思うこと

こんにちは、同人誌印刷をBOOTHで始めました「ねこ社製造部」代表のしゃっけ(マンガ教室のペンネーム)です。今日は先日開催されたコミティア148にはじめて参加した思いをそのままにnoteを執筆したいと思います。


印刷会社に関わりながらも、これまでは商業漫画家や同人誌などとは縁遠い日々を過ごしていましたから、ほんの数ヶ月前まではコミティアや一次創作、二次創作の言葉すら知らない日常でした。そんな中で縁あって、ひらめき☆マンガ教室に通い先日はコミティア148にも初参加をしました。初心者の自分が思うコミティアとは?漫画の楽しさとは?をコミティアの振り返りにさせて頂きます。

コミティアに初めて参加して思うこと

コミティアは、読者と直接交流し、反応を感じる貴重な時間です。しかし、今回は裏方の立場でもあったため、少し俯瞰してイベントを楽しむことができました。
ふらふらと気の向くままに会場を周りブースを拝見するうちに、ふと行列ができるブースと比較的閑散とするブース。この違いは何なのだろう?と疑問がわきました。

  • 商業デビューのきっかけを模索するクリエイター

  • 新刊やグッズを販売することで収益を目的とするクリエイター

もちろん目的は参加する方により様々でしょうが自分なりの考えが上記です。大きく2つに分類することは無理があるかとも思いますが、確かなことは、後者はSNSの運用がとても上手く、コンスタントに更新を行い、多くのフォロワーさんを抱えた方が多いと感じました。会場を回りながら先日の講義で浦沢直樹先生が話された言葉「だれか、SOMEBODY」のひとことがふと頭をよぎりました。

前者は「作品の質に対するこだわり」「挑戦と成長」「作品の独自性」を意識する方が多いように感じます、また後者は「読者ニーズの理解」「効率性」「ファンとの関係」を重視されているのではと感じます、一見活動の内容が同じように見えても意識は異なるように思います。後者はSNSが発達した現代だから実現ができているように思えます。当日会場では「マンガ論争勃発」の著者永山薫氏と編集者の方のトークイベントも開催されていました、その中に「商業と同人の境界がなくなり、編集担当がいない漫画家が増えている」との話もありましたが、それが後者でしょうか。個人的にも気になるのが後者です、ある程度のコミニティが完成すればゴールを迎えるかもしれない後者は気をつけなくてはいけないこともあるようにも感じます。

デザイナーが思う漫画の楽しさとは?

あらためて漫画の楽しさとは?
人の本質を鋭く描くことや時代の背景を自分なりの捉え方で表現するなど、作者の思うままにペンを走らせることが魅力のひとつではないかと思います。しかし作品を世に出す場合、そこには描く責任も伴うと思っています。例えば同人誌などで世の中ではグレーであると言われる部分を描いても咎められないひとつの理由は「奥付」にあると思っています。奥付には責任の所在が明記されているからです。もし編集者や出版社、奥付を伴わない場合ではどうでしょう? 仮にSNSなどで漫画を発信する場合、突然の閉鎖が考えられるアカウントは奥付の代替とはなり得ず、作品によっては法的なリスクを抱えることにならないでしょうか? 作家それぞれが人生の経験を背景に生み出された作品は言い方を変えれば自分自身とも言えます、SNSなどは手軽に作品を発信できる反面、作者の権利保護という視点ではまだ不十分なことも多いように感じます。コミニティが小さくなることは、これらを指摘してもらえるチャンスを逃すことや作者の権利を守るためのサポートが手薄になるのでは?と感じます。

私は仕事でデザイン業務を請け負う際に、契約書を交わすケースが年々増加しています。その中には、著作権の人格権の放棄が明記されるケースも出てきています。制作されたデザインはブランディングの視点から一部の修正を加えながら様々な媒体に使用されることも多く、この点では無名のデザイナーに都度確認する手間を省きたいという依頼者の意図を理解はできます。納得はできませんが。SNSで漫画を発信する場合、権利に対する知識が不足し、意図しない解釈や表現の変更をされていたら、そしてその作品を目にしたら、、、、。コミティアに参加しながら、ふとそんなことを考えていました。気がつけば、5月はあっという間に過ぎ、コミティア参加など漫画を中心にいろいろなことを考えるきっかけをもらえる貴重なひと月でした。

LINEBOTにAIねこ社長が登場しました


AIねこ社長が印刷のこと、お答えします!

最後に、「しゃっけ」のペンネームは自分の飼猫からきています。記事中の画像のねこも我が家の猫がモチーフです。そして、WEB印刷サービスのねこ社製造部のメインキャラクターです。この猫をAIにしてLINEのBOTを作成してみました。
印刷に関することをAIのねこ社長が回答します、印刷物製作で疑問がありましたら一度お試しください。印刷物ご提供のサービスは現在サイトを制作中です、BOOTHでは一部商品を先行取扱しています。ぜひ一度ご覧ください。
最後までお読み頂きありがとうございます!次回もよろしくお願いします。


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