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子どもの時から身に付け始めるべきは、生きる上で絶対に必要な力。それは皆さんも憧れる、あの力です。

子どもさんにはいろんな経験や能力を身に付けさせてあげたい、それが親心です。勉強、芸術、スポーツ面で人より上手になって欲しい。その通りだと思います。しかしその力が目に見えて差となって表れるのは学校にいる間、と言えば言い過ぎかもしれませんが、学校を卒業して会社や組織で働く、又は独立して事業を行う時にも上記の3つは役立ちますが、身に付けておくともっと役立つ、いや身に付けないと後悔する、と言っても過言ではない能力があることを、ご両親はよくご存じだと思います。

それは「ストレス耐性」です。ストレスに強いことはどの職場でも役立つ必要な力です。実際の仕事で例えばプロジェクトをやり遂げる、目標を達成するためには様々な能力が問われますがストレスに強い、は何より役立ちます

ストレス耐性は高校や大学の体育会系部活で身に付くのでは?と思われるかもしれません。最近はそうではない事例も多く断言できません。現実、体育会出身者や企業の人事部の人たち(一部ですが)が「身に付くと言い切れない」と言っています。それに文科系部活や部活未経験者が「ストレスに弱い」とは断言できないと、私の経験上ですがそう思います。

自分が「ストレスをより感じないための環境を作る力」も含め、どうすればストレス耐性が高くなるのか?。それは

認知能力を超える、非認知能力

です。私自身、あまり専門用語が飛び交うようなお話しは好きではないのですが、こういうことです。あるドクターの見解を引用致します。

ものすごい粗っぽい表現をします。認知能力とは、テストの点などで評価できる、いわゆる学校のお勉強です。非認知能力とはそれ以外、つまり数字で表現できない総合的な人間力になります。具体的には、勤勉性、外向性、協調性、精神的安定性、まじめさ、好奇心、社交性、利他性、自己肯定感、責任感、想像力、やり抜く力、自主性、積極性、コミュニケーション力、共感力、柔軟性、忍耐力になります。もっともっと平たく言えば「あいつは誰とでもうまくやるよな」「あいつに言われると断れなくて」「いつの間にか、あいつの仕事に巻き込まれちゃって」と言われる人が持っている能力です。逆にこんな人いませんか?「あいつ頭いいけど、なんかイラっとするよな」「あの人自分から絶対に言ってこないし、空気読まないし。対応しずらいよね」ご両親はあなたのお子さんが将来、どちらになって欲しいですか?
話しを戻します。上記で挙げた能力を例えば、ひとつの行動を成し遂げるまでを想定し、3つに分類すると

◇ 忍耐力
◇ 社会性
◇ 感情のコントロール(※)

この3つの要素の組み合わせにより、目標を達成するために全く関りのない世界の人たちともコミュニケーションを取り、うまくいかない時は試行錯誤をして、転んでも立ち上がることができます。つまり「ストレスに強い」と言えます。

ストレスがない状況が一番楽です。でも、それを子どもの時に長く経験し、社会人になっていきなり耐性がないのに「ストレスに強くなれ!」と言われても無理な話です。子どもさんの将来のため、認知能力も大切ですが、非認知能力の育成も忘れないでください、というのが私なりの結論です。ストレスで疲れたお子さんを上手にケアできるのはご両親の愛情です。それに試練でもなんでもない「不要なストレス」は避けるべきだと思います。実は私もストレスに強くなくて、日々困っています(笑)
                              モラゴリ

※:非認知力の分類については、いろいろあるようです。ここでは一番シンプルな分類を採用致しました。

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