見出し画像

今週PRが出ている国内SaaS系サービスで気になるモノをピックアップしてみる。【2023/10/14~21】

どうも!MoQupの原田です。

スタートアップ系のリリース記事を読み漁っていたら、今週も色々なサービスがリリースされていて、せっかく情報収集するならアウトプットまでしてみようと思いたったので、簡単にまとめてみる事にします。

情報収集の手段としては、
・PRTimes
INITIALさんの記事
Startup DBの調達情報
BIRDGEさんの記事

などです。
最近の動向を確認して、いくつか気になったサービスをピックアップしてみます。
新規リリースサービスを中心に、デザイン的にも力を入れているサービスを中心にお知らせしていこうと思います。


余談ですが、STARTUPDBさんのTOPページは資金調達の推移を日計でグラフ化してくれているのですが、スタートアップ企業の資金調達動向を一番にした作りで、ユーザーの欲しい情報をすぐに取得させてくれるよう気づかってくれている、UX的に良いサイトだと思いますね。
(登録していないと日計までしか出せませんが、無料登録すると月別のデータまで見ることができます。)

それでは今週PRされたサービスを見てみましょう!

今週リリースされたPRの総括


今週は、「ITreview Grid Award」が開催されたようでそれに関する記事が多かったですね。

「ITreview Grid Award」では、WEBサイト上に投稿されたレビューデータをマッピングしたITreview Gridにより、満足度・認知度の双方が高い製品を「Leader」に、満足度が高い製品を「High Performer」としてそれぞれ四半期ごとに選出しております。

他には既存サービスへのアップデートや連携などの記事が多く、新規リリースのサービスはあまり多くなさそうです。

この辺の情報収集で良い方法やサイトがあれば教えていただけると助かります!


気になったサービス


ZeroCa(ゼロカ) : GDBL

環境行動をもっと心地よく
ユーザーの環境行動や電力データをわかりやすくスコアとして見える化することで、個人や世帯が脱炭素に取り組む上での確かな実感と新たな気づきを提供し、環境行動を無理なく続けるご支援をいたします。何から始めたら良いのか、どう進めればいいのか、他の人はどのような環境行動を実施しているのか。そんな疑問や課題を共に考え、個人と社会を繋ぎながら解決に導き、脱炭素(ゼロカーボン)社会の実現に向けた道標となるアプリケーションです。

グリーンスコアは世帯の脱炭素行動の“体重計”です。 ダイエットが、実行だけでなく、体重計による「計測」があるからこそ実現されるように、脱炭素行動も、自身の環境行動の出来具合が分かる体重計の様なツールが必要です。

今週一番気になったサービスはこれですね。(実際のリリースは10月5日)
なぜ気になったかですが、「Webサービスからアプリの中まで一貫性をもってデザインされているように感じる」ことが一番の要因でしたね。
実際にプロダクト開発に上流からデザイナーが関わって開発されているんじゃないでしょうか。

コンセプトまで考えて、実装までできるプロダクトデザイナーが背後にいる毛気配がしますw

運営会社のGDBLは大手株主に
・東京電力パワーグリッド株式会社
・中部電力株式会社
・関西電力送配電株式会社
・株式会社NTTデータ

などの企業が名を連ねているので、電力会社の垣根を越えて、電力使用量とCO2削減量を可視化できるようなデータ活用プラットフォームを作ろうとしていて、リリースを見る限りでは住宅業界などともコラボして自宅の電気使用量を可視化できるようにするのではないでしょうか。
(元々はグリッドデータバンク・ラボ 有限責任事業組合という組合だったようですが、昨年から会社化してますね。)

環境に関するプロダクト的には欧州よりも開発は進んでいませんが、日本は世界からの注目度も高いので、「日本初の環境に関するプロダクト」がここ数年で世界に羽ばたいていけるような未来に期待しています。


my dear.  : any style

my dear.はVTuberとのコミュニケーションを楽しめる推し活アプリです。
VTuberと一対一でお話できるプレミアムチャットや、my dear.でしか見られないメンバーシップ限定コンテンツなど、各種機能をご提供しております。

VTuber業界といえば、にじさんじで有名な「ANYCOLOR株式会社」や、「カバー株式会社」の名前が上がりますが、これから日本が世界でもトップリードできる業界なので業界を盛り上げて欲しいですね。
その中でも「any style」さんのプロダクトはかなり日本人が好きそうなプロダクトを中心に開発されていて、これから伸びてくるんじゃないかと個人的に思っています。

声優のアイドル化が問題視さている昨今ですが、そういった業界の受け皿にもなればいいなと期待しています。
(世界的に見ても日本の声優さんの技術は頭一つぬけてますからねw)


業務支援特化生成AIサービス「ウデキキ」 : 株式会社 Gunosy

「ウデキキ」はChatGPTを搭載した「業務支援特化の生成AIサービス」です。準備された「スキル(機能)」を用れば、誰でも簡単にChatGPTを業務に活用することが可能となり、プロンプト知識がなくとも業務の効率化を実現します。

日本の慣習や独自の業務フローはSaaSサービスでの開発が難しい事はある程度認知されています。
そのため、各社がスクラッチ開発やカスタマイズで独自のシステムを構築している事が多く、これが日本が世界のビジネスから遅れをとっている要因だと良く言われています。

掛け払いなどの日本で独自に育ってきた商習慣があって、ガラパゴス的な開発になりやすいんですよね。。昔とある大手SIerで働いていましたが、ベース機能を提供してカスタマイズする方が圧倒的にお金になるので、それも問題ですよね。。

少し余談でしたが、今後AIを活用した各社ごとの業務支援サービスはこれからかなり伸びてくるのでは?と期待しています。

記事はこちら


MooA - 音声認識 : モビルス株式会社

チャットや電話でお客さま対応を行った後、オペレーターは後処理業務として要約した応対内容の記録、また分析担当者は内容のFAQ反映、ナレッジデータ活用が必要です。これらの業務はオペレーター個人が要約を行う事による要約精度の非均一化、作業そのもののオペレーターへの負担、また時間がかかるため応対件数が増えず応答率や自己解決率もなかなか上がらないといった課題や、ナレッジ活用への影響もありました。「MooA - 音声認識」「MooA - 対話要約生成(テキスト・音声)」「MooA - FAQ生成(音声)」をMOBI AGENTやMOBI VOICEと組み合わせることで業務効率化や総応対時間短縮を可能にし、これらの課題解決をはかることができます。

これから労働力が減少してくる日本では、
・顧客の1次対応としてオペレーターの負担を減らす
・チャットや電話での対応精度をあげる
という二律背反的な大きな課題を解決する必要が出てきます。(というよりその課題が叫ばれて久しいですが)

これを解決する手段として生成AIをベースにした的確な対応ができる事は日本企業にとってかなり重要な事になるのではないでしょうか。

膨大なデータ収集が必要になるため、スタートアップには手を出しづらい領域なのである程度資本力を持った企業が先導してもらって、新しい技術をスタートアップから吸収していくような構造ができると、さらに開発も加速するはずなので、この辺りの動向は今後も追っていこうと思います。

記事はこちら


まとめ


この記事は勢いで書いたもこともあり、まだまだブラッシュアップの余地ありですね。
(サムネ画像はAIに作ってもらいましたが、やっぱり生成系AIの使い方はもっと勉強しないと)

1週間ごとにリリースされた情報をまとめていこうと考えていたのですが、それだと新規リリースサービスが少なく、まとめて情報が欲しい方には有益なものになりづらいですね。

元々、僕のお手伝いさせていただいている、「Uniforce株式会社」のIPO準備クラウドに「競合サービスが出てきていないか?」をチェックしたり、新規リリースされたサービスのデザインを確認するために新しくリリースされたPRを眺めているので、なるべく新規リリースサービスを中心にまとめていきたいと思っているのが現状です。

気になったサービスをまとめておいて、2週間に一回アウトプットできるようにしていきますね。

それではまた次の記事でお会いしましょう!

皆様の良きデザインライフを!!


僕が関わっているサービスはこちら

(先日グッドデザイン賞も取得させていただきました!)
IPOをご検討中だったり、企業のEXITを悩んでいれば是非ご連絡ください!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?