一つの口に二つの耳

台湾で仕事をするようになってから会社経営者の方から話を聞く機会が多くなった。
お付き合いさせて頂いている日系企業でも大きな組織は現地総経理（社長）と日本人駐在員複数名で構成されている事が多いのですが、中小規模となると少数、もしくは1名などで切り盛りしている事も珍しくはない。

私も後者の部類で会社設立後から現在に至るまで、組織内の日本人は私だけ。
事業立ち上げなどの苦労されている方の『話を聞く』と共感できることが自然と多くなります。

▼『話を聞く』という行為

日常で意識もしない事ですが、私としては意識したい事として毎年手帳に書き込み、定期的に見返している言葉です。
なぜかと言うと、わが社の代表が以前こんな言葉を言っていました。

人間は人の話を延々と聞くのはつらいモノで聞くより話すことで気分も爽快になる。
話させるコツは質問すること。
特に相手の得意な分野のことを。
人には一つの口に二つの耳が与えられている。
神様は話すより２倍聞きなさいと２つの耳を与えている言われている。

この言葉を思い返すことで無意識化でなく意識下の中で人の話を聞こうとするように心がけています。
仕事上での意識でしたが、もちろん妻へも生返事ばかりしないように気を付けたいものです。