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あえてレッテルを貼らなくてもいい。



病名が2回変わりました

私は約2年の間に、2回メンタルクリニックを変え、現在3つめの場所に通い続けています。

その間で私の環境が変わったり症状が変わったりしていくなかで、
病名も変化していきました。
そのなかで私が感じたことをお話していきたいと思います。


※すべて私の経験に基づいた、個人的な意見です。



混合性不安抑うつ障害


メンタルクリニックに通って3ヶ月が経過した頃、診断書に書いてあった病名は

混合性不安抑うつ障害

でした。

「職場に出す書類になりますが、病名はどうしましょうか。オブラートに包んだ方が良いですか?」

とドクターに聞かれたのを覚えています。

「ああ、濁さなくて大丈夫です。ちなみに、オブラートに包んだらどういう病名になるんですか?」

「まあ、適応障害ですかねえ」

「なるほど…」

適応障害。
たしかに聞きなじみがあるからか、オブラートに包まれている気がしました。


適応障害


その話をした約半年後、諸事情あって別のクリニックに通院し始めた際は、書類に

適応障害

と書いてあり、おや?変わった?と確認したところ、

「いや、適応障害でしょう」ときっぱり言われました。
決して、オブラートに包んだ表現を選んだというわけではなさそう。

へえ、ドクターによって解釈の仕方とか変わるんだな~
まあ前の病名を言われたときとは状況が違うもんな~
程度の認識でした。


うつ病

そして現在は、3つめのクリニックに通院中です。

そこでカルテに記載されていた病名は

うつ病

でした。

ずっと適応障害だと思っていたので、
その3文字を見て

「私って重症?どんどん悪化してる?」

とブルーな気分に。

「うつ病」って、文字はもちろん見たことあるけど
自分がそれだと思うと、なんだか重たく感じて。

それを見た頃は、薬を変えたりカウンセリングを受けたりして
状態が落ち着いていると思っていたので、より衝撃的でした。



後日、ドクターにその話をすると

「まあ正直、あなたがうつ病かどうか分からないけどね」

と軽い調子で言われ。

普段から気さくに話をするドクターですが、
そのときばかりはちょっと驚きました。
分からないんかい!と内心突っ込みましたが(笑)
その軽さに救われました。


病は気から


もともと医療関係の仕事をしていたので
適応障害・うつ病についてある程度の知識はありました。
ニュースでも時折聞きますよね。

(混合性不安抑うつ障害・適応障害の診断基準等については
私の経験上だとドクターによって違うようなので割愛)


メンタルクリニックに通う前、偏見がなかったといえば嘘になりますが、
いざ通うと決めたときは、「ああ、メンタルクリニックにかかってしまった」とは思いませんでした。
どうにかしてください!という縋りつく気持ちだったので。

ここにきてはじめて、「私、うつ病なんだ」と気が滅入ってしまいました。

でもドクターが分からないというなら、いったんこの話は忘れよう!
と開き直ることに(笑)

たしかに通院中だし薬は手放せないし、
パートタイムでも働けるかどうか不安。


けど、自分で「病気だ」と思わなくても良いですよね?
患者である以前に、私は私。

自分で自分にレッテルを貼って苦しみたくない。

まさに、病は気からだなと感じた瞬間でした。



最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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