お子様の年齢別お着替えのポイント
こんにちは。本日は、自分で「できた!しりたい!」を育む子ども服「MOONSKIP(ムーンスキップ)」から、お子様がお着替え時に自信や好奇心を育むことができるポイントをお伝えします。
お着替えは、「袖を通す・下ろす・ 頭を入れる・抜く・ボタンをつける・外す 」といったお子様にとって難しい 手や指の動きがたくさんあります。
大人が全てやるのではなく、上手に助けてあげて、少しずつ自分でお着替えができるようになっていくと、お子様の身体の発達や自立心が育まれます。
今回は、0歳〜5歳の年齢別でお子様のお着替えのポイントをご紹介します。
お着替えのポイント:目と手の協応性
この力は、目の動きに手の動きを合わせることです。目から入ってきた情報は、身体を動かすことと連動しています。目でしっかり手元の動きを見ることにより、お着替えを習得していきます。ぜひ、お着替えの際には、お子様自身や大人の手元に目がいくようなお声掛けをしてあげてみてください。
0歳の傾向とお着替えポイント
成長とともに、お着替えへの意欲が少しずつ現れるようになりますが、一人でお着替えができるようになるには、まだ少し時間がかかるでしょう。お着替えの方法を学んでいく前の段階として、お着替えを一緒に“ 楽む ”ことが大切です。
0歳の傾向:意欲が見られるようになる
お子様が、お座りやつかまり立ちができるようになると、お洋服を脱がせるときにバンザイをしたり、片足を上げたりする姿が見られるようになります。
0歳のお着替えのポイント:優しく導く
袖や裾をたぐりよせてあげ、手足を通しやすくします。
上着の袖に手を通す時は、肘をそっと支えてあげることで手が袖口に向かうようにしてあげます 。
頭を通す時は、頭が半分ほど出る位置まで上着をかぶせてあげ、残りは自分で頭を通せるようにしてあげます。
自分の力で頭を通せるよう、首元がきつすぎない衣服が望ましいです。
楽しく!
頭を通す時、「いないいないば!」などと声をかけてあげ、遊び感覚でお着替えを進めていくとよいでしょう。意欲的に自分から手足を動かしてくれるようになります。
はじめのいっぽ
お着替えの“はじめのいっぽ”お着替えの時間が心地よく楽しい時間と感じてもらえるとなんだか嬉しくなりますね。
1歳の傾向とお着替えポイント
1歳頃になるとお着替えの際にズボンに自分で足を入れてみたり衣服の袖やズボンを引っ張ってみたり“自分で何かをしようとしはじめる”姿が見られるようになります。この成長の変化と意欲を見逃さず適切にサポートしてあげることが大切です。
1歳の傾向:少しずつ自分でできるように
手や足を通す場所がだんだんと分かるようになってきます。
「引っ張る」という感覚を覚え始めます。
1歳のお着替えのポイント:少しずつ援助を減らしていく
発達に合わせて少しずつ援助を減らしていきます。
上着は袖を軽く引っ張り袖の位置を知らせてあげます。
ズボンは足が通しやすい状態に広げてあげます。
「トンネルくぐってみようか」「〇〇ちゃんの足出てくるかな?」などと楽しい言葉がけをして、足を通す場所や感覚を伝えてあげましょう。
ズボンは、ウエスト部分を一緒に引っ張り「引っ張る」という感覚を伝えていきます。
まだ難しいお尻の部分は、さりげなく手伝い、「自分でできた!」という達成感を感じやすくしてあげましょう 。
ひとつでも多くの経験を
小さな経験一つひとつが大きな自信と成長につながります。安心できる人に見守られながらたくさんのことに挑戦していけたらいいですね。
2歳の傾向とお着替えポイント
自我や自立心が芽生えはじめこれまで大人に手伝ってもらっていた身の回りのことも、“自分でやりたい!”という気持ちが強くなってきます。見守りと、手伝いのタイミングを意識してサポートしていくことがこの時期の援助のポイントとなるでしょう。
2歳の傾向:自分でやりたい
やりたい!」と意欲が見られたものの、うまくできないと癇癪を起こしてしまうことも。
思うようにできなくても 「最後までじぶんでやりたい!」という思いが芽生えます。
より丁寧に
裏返しになってしまった衣服を直す方法を覚え始めます。
衣服の前後を理解し、 正しい向きで着ようと意識し始めます。
2歳のお着替えのポイント:ひとりでできる環境づくり
前後がわかりやすいように、上着は前側にマークが付いているもの、ズボンはお尻の部分にポケットが付いているものを用意します。
間違っていても大丈夫。「 正しい方法」よりも「自分でできた!」を大切に
立ったまま着替えはまだ難しいため小さな台を用意してあげましょう。
お尻の位置が床より少し高くなることでズボンに足が通しやすくなります。
さりげなく手を差し伸べる
最後まで自分でやりたいという意欲が見られた際には、十分に褒めて見守ります
難しい部分はさりげなく手伝い、「自分でできた!」という達成感を味わえるように
挑戦の芽を咲かせるように
たくさんの失敗を繰り返し方法を学んでいきます手を差しのべたい気持ちをぐっと抑えて見守ることも成長へのサポートとなります。
3歳の傾向とお着替えポイント
3歳になると、握力が強くなったりバランス感覚が向上するなど運動能力の発達とともにほとんどの着替えを自分で行えるようになります。ですが、肌着がズボンから出ていたり前後ろの確認などの細かい部分は、まだまだ大人のサポートが必要です。
3歳の傾向:ほとんど自分の力で
ほとんど自分の力で着替えられるようになりますが、サイズが合っていなかったり、汗をかいたりすると着脱が難しくなることもあります。
ファスナーや大き目のボタンができるようになります。
こだわりがみられるように
自分なりの価値観や判断基準がしっかりしはじめ、気に入った服でないと拒否をすることもあります。
3歳のお着替えのポイント:自分で気がつける環境づくり
衣服の前後を鏡で確認するように声掛けをしたりし、お子様が自分で気がついて着替えなおせるようにするとよいでしょう。
低い位置に鏡を用意してあげると、自分で確認しやすくなりますね!
指先に注目がいくように
ボタンやファスナーなどは大人の手先を見せながら、ゆっくり丁寧に繰り返し方法を伝えてあげましょう。指先の動きをしっかり見せてあげることがポイントです。
お着替えは衣服を選ぶことから
着替えは何着か用意し、お子様が自分で選べる環境を作ってあげるのもよいでしょう。
自分で選ぶことで、お着替えがよりワクワクした楽しい時間になります。
ひとりで最後までできた!
まずは声をかけて知らせてあげる。「自分でやりきることができた」ということに共感してあげることで自信につながっていくとよいですね。
4歳の傾向とお着替えポイント
4歳になると、手先もより器用になりほとんどの着替えをスムーズにおこなうことができるようになります。「ちゃんとできた」「正しくできた」ということに満足感を覚える年齢である為、正しい方法や手順を伝え、サポートしてあげるとよいでしょう。
4歳の傾向:細かい部分まで
衣服の前後、裏表、左右を確認し、より丁寧に着替えられるようになります。
小さなボタンがある服も、自分で着脱できるようになります。
立ったまま着替えができるようになります。
4歳のお着替えのポイント:ポイントやコツを教えてあげる
首の後ろや内側の腰の部分にあるタグ、衣服の表面にあるロゴなどが、正しく着るとどの位置に来るのか教えてあげましょう。
肌着は他の衣服とは違い外側にタグが付いていることもあるので注意が必要です。
ボタンは下から
ボタンは下からとめる練習をしていくとよいでしょう。
上からとめる練習をしていくと手元が見えず、かけちがいやすくなります。難しいと自信も失いやすくなってしまう為、下からとめる練習をするのがおすすめです。
立ったまま着替えてみよう
立ったままズボンの着脱がおこなえるように声掛けをしてあげるとよいでしょう。
大人の肩や手すりなど手をかけバランスをとりながら着替えられる環境があるとよいですね。
いつでも見守っているよ
できることが増えてきたとはいえたまには手伝ってほしい時もまだまだあるお年頃。そんな時はそっと手を差しのべ、いつでも見守っていることを伝えてあげましょう。
5歳の傾向とお着替えポイント
肌着からコートまで、ほとんどのことを自分でできるようになるため“手がかからなくなった”と感じることもあるかもしれません。ファスナーなどの開け閉めなど細かい部分も自分でできるようになりますが、慌ててしまうとできないこともあるためまだまだ見守りが必要です。
5歳の傾向:自分で考えていく
着脱しやすい方法を自分で考えながら、着替えをおこなうようになります。
気温の変化に気がつき、自分で衣服の調整ができるようになります。
5歳のお着替えのポイント:着脱しやすいものを
気温の変化に応じて、子どもたちが自分で考えて着替えられるように、着脱しやすい衣服を準備してあげるとよいでしょう。
子どもが「暑い」と感じた時にすぐに脱げない衣服であると子ども自身で判断し、行動するチャンスをのがしてしまいます。
気候について知ろう
図鑑や絵カードなどを使って、天気や季節について知る機会を増やしてあげるとよいでしょう。
夏は暑くて、冬は寒い。晴れの日は雨の日より暖かい。などのことも理解できるようになってきます。
四季の変化が美しい日本は、気候の変化を楽しむのにとっておきの環境ですね。
「なぜ天気はかわるのか」「明日はどんな天気になるのか」子どもたちの持つ好奇心・興味関心に寄り添う環境を整えてあげるとよいでしょう。
好奇心は成長のカギ
好奇心は、「やってみたい!」「こんなことがわかった!」といった気持ちを感じるだけでなく、さまざまな課題に直面したときに、どうしたら解決できるのかを考える力の源になります。小さいころに好奇心を伸ばした子どもは、遊びや勉強、スポーツなどの様々なことに意欲的になりその分上達も早くなります。好奇心は、子どものときだけではなく長い人生を生きていくうえで欠かせない力となるのです。
最後まで、ご覧いただきありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?