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完成度9割の実態

「プレゼンの進捗どう?」「9割がたできてます」

いい返事に期待しながら聞いてみると、あちこちボロが出てくる。

9割の自信はなんだったの?

そんなら進捗サギのような体験はありませんか?

進捗サギと表現しましたが、本人は一所懸命で、騙すつもりは一切ない場合が多いです。

本人の認識と聞き手側の認識が大きく異なるのはなぜでしょう。

実は完成度90%は間違いないのです。


資料の完成度は90%で、後は体裁を整えるくらいだとします。

同時に伝える為の話し方の完成度も90%だとします。

伝える側はそれぞれ90%なので完成度90%と言う認識になりますが、聞き手側からすると90%の資料を90%の伝え方で説明られるので、90%×90%=81%として受け取られるのです。

資料も市場背景、提案、事業試算などで分解されていくとこの90%がどんどん下がっていきます。

81%、72.9%、65.61%…

この計算で考えると、完成度90%というと各情報がほぼ完成していないと成り立たないことになります。

では完成度を正確に伝えるにはどうしたらいいでしょうか。

少なくとも全体のストーリーとゴールは明確に伝えられるようにすることです。

資料の作り込みや表現の甘さがあっても、ストーリーとゴールが明確になっていれば良し悪しの判断ができるようになります。

細部の完成度を詰めていくのではなく、まずは全体像を適切に伝えられるようにしましょう。

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