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能力を形造るもの

あいつは〇〇大学卒だから、あの人は△△の資格を取るような人だから、優秀な人は違うよね。
憧れと嫉妬と諦めを混ぜたようなドロドロの気持ちを言葉にしても、人は成長しません。
才能がある、能力がある、ものが違う、その根幹は何でしょうか。

才能は生まれながらの能力、そう考えることもできるかもしれませんが、生まれながらの能力を活かしきれない人もいます。
能力を活かす為の勘所を持っているのが才能であって、能力の有無とは違うのではないかと思っています。

私見ですが、能力は知識•意識•権限の相互作用で成り立っていると考えています。
注意すべきは権限であって地位や権力とは意味合いが違うところです。

知識を多く持つこと、これが重要な始まりです。
知識の量を増やすのは能力の有無ではなく興味の有無です。
沢山の知識を積み重ねることで複合的に知恵を創出する可能性が高まります。

意識が知識の複合化を後押しします。
何かを解決したい、何かを実現したい、そう考え続けることで様々な蓄積された知識と瞬間的な体験が閃きに繋がります。

最後に重要な要素が権限です。
何かを実行することが認められている、何かを実行•解決しなければならない、そんな環境に身を置いているとき、知識を求め、意識を高めるようになります。

知識を得て、意識を高め、権限を行使する。
権限を行使する為に、意識が高まり、知識を求める。
意識して、知識を重ねて、権限を手に入れる。
その過程、その結果において生まれたものを能力と呼ぶのです。

プロセスを進めるのも能力、結果に結びつけるのも能力。
能力は自然発生するのではなく、知識、意識、権限の相乗効果によって作り上げられるもの。
まずは得やすい知識に手を伸ばしてみては如何でしょうか。
自然と意識が高まり、結果として権限も広がってくることでしょう。

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