ビジネスの基本要素

マーケティングとは何か。
経営とは何か。
ビジネスとは何か。
活字として、動画として、講演として、様々なメディアで説明されています。
自己成長の為、社会貢献の為、循環型社会の為、目的も人それぞれ、会社それぞれにあります。

例えば、ベーカリーに並んだ色とりどりのパンには、食事用のシンプルなもの、それだけで食事になる惣菜系のもの、おやつに最適なもの、スイーツと見紛うものなど、無数にあります。
けれどそれらを構成する基本は酵母と小麦粉です。
酵母と小麦粉を水分でこねあげてつくるものに、機能性や香味、装飾性を付与して様々な種類が出来上がっているのです。

翻って、ビジネスについて考えると、これもシンプルな構成要素になります。

「喜ぶ」と「儲かる」

この２つの言葉から全てのビジネスは成り立っています。

顧客が喜ぶことで収益を得て自分達が儲かる。
儲かった結果を社員に反映して社員が喜ぶ。
儲かる提案をして取引先が喜ぶ。
実にシンプルな構成です。

逆に、「悲しむ」「損する」があってはなりません。
自分達が儲かることで誰かが悲しんだり、儲けの裏に損があったり、喜ぶ顧客の裏に悲しむ社員がいたり、そんな状況はビジネスとして正しいものではありません。

多くの学者や経営者が企業やビジネスのあるべき姿を模索していますが、その根源にある酵母と小麦粉は喜びと儲けなのです。
一度シンプルな言葉に立ち返ってみましょう。