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知らないものは買えない

人は知らないものを買うことができません。
買わないのではなく、買うこと自体ができないのです。
だから知ってもらう為の広報や宣伝と言った認知活動が必要になるのです。

認知活動には2つの観点があります。
質と量の観点と、能動的と受動的の観点です。

まず、質は影響力、量は露出回数を表します。
インフルエンサーによる認知の拡大は少ない回数でも多くの人に影響を与えますし、テレビCMは一回の印象が弱くても繰り返し見ることで意識に刷り込まれます。
多くの場合、質を高めるには知恵を絞り、量を増やすには金を絞り出す必要があります。
勿論知恵は外部委託出来ますので、最後はどの程度の予算を組めるかが影響してしまいます。

次に、受動的な認知施策と能動的な認知施策についてです。
能動的な施策は自分から動くので一般的な認知施策と変わりありません。
受動的な認知施策は誰かが興味を持って広げてくれる状態です。
案件ではなく興味で話題に上げてくれるインフルエンサーによる質的な認知の拡大や、情報バラエティ番組で商品が取り上げられることによる量的な認知の拡大のように誰かがやってくれることを表します。
受動的な施策は意図的には行えないものの、質と量を伴う拡大に必要な投資が抑えられる可能性があるのが魅力です。

人は知らない商品を買うことはありませんし、探しにくることもありません。
質なのか量なのか、能動的に攻めるのか受動的に機会を窺うのか、商品との相性や戦略との整合性で考えてみると良いでしょう。

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